1月の読書メーター
読んだ本の数:7

 

清水一行『小説 兜町(しま)』が素晴らしかった。

1966年に書かれた、デビュー作。

60年前ですよ、貴方。

 

でも、ほんっとうに色あせない。

面白い。

相場の話は、誰かがものすごく不幸になったりする

描写も多いけれど、陰惨な話よりも

あくまで相場をつくる人間たちの心意気がメイン。

あからさまに、資金調達の場として

描かれる兜町の世界。

 

酸いも甘いも噛み分け、清濁併せ吞んで

・・・それでも利益を追求する。

 

ちなみに、倫理を小説に持ち込むのはnonだと思うのあせる

(時代背景も違うし、法律も違う

そして女性の扱いも違う。そういう時代もあったのよ)

 

 

秋山眞人『私は宇宙人と出会った』も

素晴らしかったラブラブ

こちらも昔の本。30年前。

でも、最先端なんじゃないかと。

 

 

2026年をとても豊かな読書体験で

スタートできて嬉しい宝石赤

 




地図でスッと頭に入る 古事記と日本書紀地図でスッと頭に入る 古事記と日本書紀感想
『日本』が誕生するまでには、こんなに愉快な紆余曲折があったのかと驚く。神々、自由すぎるし、正直すぎる。率直でとても面白い。価値観なんて時代によって、次元によって、変わるもの。そこに囚われていたら、前へ進めない。地図とデフォルメされた可愛いイラストに助けられ、想像力を掻き立てられながら飽きずに最後まで楽しめた。良本だった。
読了日:01月19日 著者:


食べる瞑想Zen Eatingのすすめ: 世界が認めた幸せな食べ方食べる瞑想Zen Eatingのすすめ: 世界が認めた幸せな食べ方感想
「食べること」って、命を支えるだけでなく、楽しみだったり、ストレス解消だったり、いろんな用途?がある。瞑想にまでなるとは驚き。でも、突飛なことでなく、自分を整えるための時間。たまには儀式として食事を楽しみたいなと思えた。なかなか、できないんだけれど・・・。
読了日:01月19日 著者:ももえ


私は宇宙人と出会った (ゴマブックス 768)私は宇宙人と出会った (ゴマブックス 768)感想
秋山さん、この本を出すの30年早かったのでは?!出版された1997年はロズウェル事件について盛り上がっていたころ。喧騒とは裏腹に、地に足の着いた真摯な開示情報だと思った。なぜなら、今も著者の主張は同じであり、ここが原点、そしてブレていない。嘘だったら30年の間に都合よく趣旨がかわっていっただろうと思う。地球人も宇宙人。ばったり出会えたら、懐かしく思うのかしら。
読了日:01月19日 著者:秋山 眞人


いただきます。 人生が変わる「守衛室の師匠」の教えいただきます。 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え感想
家庭の事情を自分事として高卒でアルバイトを転々とする翔馬。大学の守衛室はキツイわ。同じ年齢なのに、住む世界が違う人たち。これはキツイ。でも、そこが底だった。もし20代で読んでいたら、30年後にももう一度ぜひ手に取ってほしい。きっと心穏やかに本当に伝えたい事がしみ込んでくる。それまでどんなことがあっても。食事の前には、箸等の食事の道具を手に持つときと結び付けて「いただきます」。これを今年の習慣化にしよう。これならできる。
読了日:01月21日 著者:喜多川泰


ここで唐揚げ弁当を食べないでくださいここで唐揚げ弁当を食べないでください感想
上京(でも八王子から!)しての不安、焦り、唐揚げ弁当の美味しさ、指摘される驚き、ラーメンの味、読みながら一緒にガシガシ生活しているような気持ちになった。お兄さんの件にドキドキし、友人とのやり取りにホッとする。いろいろあるけれど、きっとこれからも大丈夫。なんだかそんな強さ、底力、胆力、が湧いてくるエッセイだった。
読了日:01月31日 著者:小原 晩


小説 兜町 (角川文庫)小説 兜町 (角川文庫)感想
相場に取りつかれた証券マン:山鹿を主人公に、戦後~岩戸景気(昭和33年)の熱気を描いている。60年前に書かれた小説なの!とあたらめて驚く。だって、いまでも充分面白いんだもの。誰が相場をつくるのか、どんな手腕で。相場は誰のものなのか。ゾクゾクするわ。コンプラなんて言葉がない時代、もう滅茶苦茶なところもあるけれど、人間としての矜持がある。ところで、著者は個人の相場師にも取材をしていたのだそう(当時対応された方から拝聴)ほかの小説も読んでみたい。
読了日:01月31日 著者:清水 一行


ブーズたち鳥たちわたしたちブーズたち鳥たちわたしたち感想
最近、天狗が気になるのでとっても嬉しいシンクロ。愉快な天狗たちは世間を見てる。そして、子孫繁栄も楽しんでる。人と触れ合いたい、いろんな経験を楽しみたい河童もいる。なんてこの世界は楽しいのだろう、と思えてくる。常識とか倫理なんて、小説には関係ないのだ。もっと自由に、理不尽に。私はどんな心持で生きていこうか。年初にであった愉快な小説。
読了日:01月31日 著者:江國 香織

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