2015年のNUCB最初の講義は

「Corporate Governance」の講義でした。

各務茂夫先生!3日間があっという間の素晴らしい講義でした。
あふれる知識を全て伝えたいという思いが伝わる講義でした。
各務先生の課題で読んだ、「代表的日本人」の中から選んだ上杉鷹山は、ハマりました。
{32919E3C-E48A-4480-880D-8E031E4F6738:01}

上杉鷹山についてと、感激した各務先生の講義はまた記事に書いてみたいですが、

今回はその中で、東京・名古屋・大阪のグループ討議があり 関西のY氏に教えて頂いた

『三方よし』 がとても心に残りました。

以下、記述してみます。

近江商人は、大坂商人・伊勢商人と並ぶ日本三大商人の一つです。
「近江の千両天秤」という諺もあるように、近江(滋賀県)に本店を置き、天秤棒を担いで日本各地を行商して豪商へと成長したことで知られています。


その近江商人の活動理念として有名なのが、

売り手よし 買い手よし 世間よし

いわゆる三方よしの精神です。


お客様(買い手)に喜んでもらうことはもちろん、社会貢献ができてこそ良い商売であるという考え方であり、社会との関わりを重視するソーシャルマーケティングの視点が含まれています。

他国に赴いて商行為を行い、地盤を築いていった近江商人だからこそ、信頼を得て商売を成功させるためには、私利私欲の為だけでなく、その地域のことを心から想い、地域に貢献することが必要であるという考え方に至ったのでしょう。

さらに社会貢献については、見返りを求めず、人知れず行うことを良しとしています。(陰徳善事)


近江商人の精神は時代を越えて受け継がれており、「三方よし」以外にも「近江商人の商売十訓」が有名です。

近江商人の商売十訓

①商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり

②店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何

③売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる

④資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし

⑤無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ

⑥良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり

⑦紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ

⑧正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ

⑨今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ

⑩商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ

2015年、企業理念に加えていきたいと思いました。
また、今年発売予定の電子書籍についても
この「三方よし」の考えを念頭に置いて精進して参ります!
{F700A318-3D19-41B5-B7B8-AEFFC5CAB49C:01}