絵の具がベトベトと、身体を覆う上着の上に塗りたくられている。シミだらけの古着のよう。美術を専攻する高校生の軍団は,一人一人の表情に何か自分のうちに秘めたすごいものを輝かせている。じっと内側に向いた視線が厳しい。30歳は優に超える年齢と感じさせる。初めて見る。

慶應と比較するなと、中の由起枝と同じ台詞を無名投稿するのもいて、老骨は不愉快になるが、そんなバカなこともいったのかと反省もする。自戒する。まだ生徒の中身が見えてこないから、歯がゆいが、いい生徒ばかりとも限らないのだろう。まいいいか。

前庭に大きなピンクの電気コードが樹に巻き付いたオブジェがある。廊下は油絵役ロッキーのデッサンでいっぱい。デザインの抽象的な絵もある。、美術館の中のよう。狭い教室狭い廊下がなんとも残念。

あ、眠気が来た。ありがとう。もしかしたら寝られるかもしれない。

秀にはもうあきれたと襟チャンは離婚の準備をするという。若い女と、車と、犬と、アイドルに入れあげて教育費を使い込んでいて、金が足りないという。自分も男を作って半年は楽しんだというから相当なんだけど、それでも、我が孫達が可哀相だから、安らかな環境を早く作ってくれないかなあ。あの秀がそんな男だったとは。かれのいいぶんもきいてあげなければならないが。驚きはまだ続いている。

谷口は心臓だけでなく、あちこちMRIを撮りまくっているという。

レイは胸腺が大きくなってきたという。四年生なら当然か。でもなあ、あの鬼ママの恩知らずにかかっては,下女のミン銘はどうにもならないから、仕方なく、門からアパートまで手をつなぐだけ。柳谷さんがバス待ちしていた。

それにしても今日なのどは、高い湿度も、高い温度も、エアコン無しには生きていけないレベル。暑いぜえ。

身体をいとうにも、エアコン頼り。そんな暮らしのどこがいいのか。福本の決断がすごい。東京で開館ばかり追いかけているのがおかしいのか。

女美が来期ダメなら、他を当たろうと思っている。若木、に比べたらどこでも天国サ。