2年くらいは、新型コロナウイルス感染が、世界を覆い尽くし、元の生活が戻るのは、その先だと知ってから、初めて、真面目に歴史を知ろうと、本を買って読み始めた。ジュンク堂池袋店が再開した月曜のこと。”America's Forgotten Pandemic” Alfred W. Crosby, 1989, London. の邦訳「史上最悪のインフルエンザ」。元の班は、1970年代半ばに書かれたと序文にあるが、改訂版が、1989年に出て、第一次世界大戦のまっただ中の1918年から19年の、詳細を究めたこのときの新型ウイルス感染症インフルエンザを縷述する。

その中で、まだ僕は、50頁ほどしか読んでいないのだが、びっくりしたのは、18年アメリカで発生したこのパンデミックのウイルスと、昨年中国で発生したとされる新型コロナウイルスとは、兄弟で、肺炎を起こすこのウイルスの特徴は、あっという間に変異し、つまり、別種のウイルスになり、作られたと思ったワクチンや薬をもはや効き目のない時代遅れの薬として魅力化してしまうという特質があるということだ。

薬が出来、抗体を持った人から、次々に、ワクチンが生まれる可能性があるという普通のウイルスとは違うというのだ。

香港A型とか、B型とか、確かに、インフルエンザの呼称はヘンテコリンが多い。そのせいなのだ。

わくわくしながら、しかも、ノートを取りながら、みすず書房の本を読むなんて、学生時代以来かも。

大統領が、「すぐ消えてなくなるよ、自殺や麻薬で死ぬ人の方が多いじゃん」、とあほをまくし立てているうちに、8万人が死んだ国でなくてよかった。

18年の時は、日本人犠牲者は、25万人に上ったというが、今回は、やっているぜよ。これから、どんな国、どんな文化が出来ていくのか。

記者会見で、大統領が露骨に中国人を馬鹿にし、黒人を軽侮し、女性を侮る国が、果たして新型コロナを生き延びられるのだろうか。