社会起業家を目指すあなたへ贈る。社会起業家コーチ馬場啓介のコーチ型コンサルティング -62ページ目

「フローレンス」

ども、社会起業家コーチの馬場です。



今日は、「フローレンス」というNPO法人を立ち上げた


社会起業家、駒崎弘樹さんとの紹介です。



フローレンスは


「病児保育の普及」をミッションに設立されたNPO法人です。



今、日本にはこんな社会問題があります。


僕のビジネスパートナーのYUCKY もよくブログ で書いていますが。



熱を出したこどもの母親が、こどもをあずける場所がなく、


しかたなく会社を一週間ほど休み、看病をしたら、会社を解雇された。



「は?」


と思うかもしれませんが、事実、こんなおかしな社会問題が存在します。



今、「母親」を主語に、事例を書きましたが、


もはや、この問題は母親だけの問題ではありません。



今、父親も母親も同じ子育ての義務があります。


だって、同じ教育を受け、同じフィールドで仕事をしているわけですから。


これは当然のこと!



すなわち、このケースで父親が職を失っているケースも少なくはなく


これからとても増えことは確実です。



話を戻します。



フローレンス代表、駒崎弘樹さんはこの社会問題に立ち向かっている


社会起業家です。


彼はこの問題の本質を見極め画期的な方法で活動しています。



今、全国に保育園が2万9000あるのに、


そのうち病児保育を手掛けるのは2%弱の500しかないそうです。



すなわち、病気をしたこどもをあずける場所がない!



この問題の原因は、


「病児保育は赤字になることが決まっているから!」


だったのです。


事実、病児保育の90%は赤字経営だそうです。



もし、行政の補助金を受け取った場合、


こどもひとりあたりの利用料を一日2000円までと指導されるなど


利益を出す経営ができない状態にあったのです。



「行政はいったい何をかんがえとんのじゃ!ドあほ!」


・・・失礼しました。




そこで、駒崎さんは考えました!



「行政からの補助金はいっさいもらわない!」


その変わり「脱施設モデル」で病児保育を運営しようと!



ようするに、


土地、建物を所有せず、固定費(コスト)を削減して


利益を出そうと考えたのです。



保母さんの家などでこどもをあずかり病児保育を運営したのです。



これは本当にグットアイディアです。


元IT企業の学生社長だった彼らしい発想だったのかもしれません。


固定費に目をつけるビジネス感覚がさすがです。



こうして、フローレンスは今、


事業の90%弱を事業で稼いでいます。


収入も8000万近くになっています。



彼(フローレンス)の活動は


社会問題の徐々に解決し、働く親に大きな安心を与えています。


そして、日本の経済までも支えているのです。



社会起業家とは?

ども、社会起業家コーチの馬場です。



最近、このブログを読んで、


社会起業家について質問を受けることが増えてきた。


とてもうれしいことだ。



ただ、その質問の内容を聞いていると


まだまだ

社会起業家というものを理解されていない人がほとんど

だということに気がついた。


僕の説明が、悪かったと正直反省しています。



なので、

この記事では「社会起業家とは・・・」についてまとめます。



社会起業家とは・・・


事業として利益を出しながら、社会問題を解決する人のこと!



ちょっと違う言い方をすると


事業とその利益によって、社会問題を解決する人のことだ!



ようするに、



一般の起業家と大きな違いはない!


利益を出すための事業をガンガンやっていく!



ただ・・・


ここがポイント!


行う事業によって、社会問題を解決する!


というミッションが社会起業家には不可欠なのだ。



だから、よくこう説明される!



起業の目的が「お金稼ぎ」ではなく「社会貢献」と!



ただ、この↑言葉だけだと誤解されることがおおい!



「ボランティア活動に近いの?」


「あまりお金を稼いではいけないの?」



その結果、こんな質問がよくある。



答えは「ノー」だ!



社会起業家の活動は


ボランティア団体より営利企業に近い!



もし、

社会起業家の活動が、ボランティア活動に近かったら、



生きたいレストランも


着たい好きなブランドの洋服も、


一年に一回の海外旅行もいけない!


僕はそんなのはごめんだ!



しっかり稼いで、しっかり社会問題を解決する!



この精神が社会起業家に必要な精神なのだ!



それと、


社会起業家になるための条件は特にない!



事実、学生あがりの優秀な社会起業家が世界中にたくさんいる!


本気の「思い」さけあればだれでもなれる!



これから、荒れに荒れた世界の


“ビジネスと社会秩序のバランス”を調和していく


のが社会起業家の役割なのだ!



ちょっと社会起業家への理解は深まりましたか?




(LC9)「コモングランドモデル」とは?

ども、社会起業家コーチの馬場です。



今日は、これから社会起業家を目指すあなたをコーチする


「LC9」の時間です。


では、さっそくはじめましょう。


「起立、きょ~つけ、礼!よろしくお願いしま~着席」



では、し・・・シャーくん!


前回の授業(LC8) の要点を答えてみよ!


しずかちゃん 「・・・」


シャー 「すみません、前回ちょっとサングラスが暗すぎて

      黒板のビジネスモデル図が見えず・・・アムロくんに・・・」


アムロ 「むちゃブリだな・・・。

      社会起業家と一般の企業の“利益を出す構造”の違いを学びました。

      社会起業家は、利益を出すために誰かお金を払ってくれる人や

      企業を巻き込む必要があると・・・」



さすが、ニュータイプ!


社会起業家が、社会変革を起こしながら、利益を出していくには


お金を払ってくれる人(企業)を巻き込まなければならい!


すなわち、簡単に考えるとこんな感じだった!


誰か⇒(お金)⇒ 社会起業家 ⇒(価値)⇒社会問題




ただ、


「誰か」がくれるお金(補助金・助成金・寄付金)

だけに頼って経営するのは「社会起業家」とは言えない!


補助金や助成金だけに頼る経営はつづかないからね!



社会起業家も自力で収益を出さなければならないってことだ!



シャーくん見えるかな?


シャー 「あっ今日はサングラスを変えたのでOKです・・・」



さて、今日は社会起業家に求められるビジネスモデルを

深く考えていこう!



全 「はい!っす」



社会起業家にはさまざまなビジネスモデルが存在する!


もっともスタンダードな社会起業家ビジネスモデルは




                      ⇒(価値:サービス)

誰か⇒(支援:お金) 社会起業家              社会問題

                       (報酬:お金)←




「一般の企業と同じモデル+支援(型)」だね!



ラムちゃん 「それもありだっちゃ?なんか得だっちゃ!」



このモデルを作れると収入は安定する!


社会起業家の事業収入額にもよるがね。



さて、コモングランドというNPO法人を知っているかな?



アムロ 「新しく宇宙に設置された基地ですか?」


シャー 「たしかそうだ!」



ちゃう!



コモングラウンドは、世界でもっとも収益を出している


NPO法人と言っても過言ではないだろう!



彦一 「要チェックや!ちなみにどれだけの利益を?」



コモングランドを29歳で立ち上げた


女性社会起業家ロザンヌの収入は約1600万と聞いたことがある。


最新のデータではないので、今はおそらくもっとだろう。


全 「おおおおお!!!すげぇ~」



そうかい?


彼女の働きを知ればこの額は少ない気がするけどな。。



(NPO)コモングラウンドは1990年、


「ホームレスをなくす」をミッション掲げ、ロザンヌによってに創立された。




長年、運営がうまくいっていなかったニューヨークのど真ん中にあった

高級ホテル「タイムズ・スクエア・ホテル」を、


低所得者、養介護必要者、元ホームレスのための住居環境に変えたんだ。




コモングラウンドは、NPOでありながらもデベロッパー企業のように

次々と大型不動産開発を手がけている。



職員の数は約200人、


たしか2003年度の時点で、総資産は約20億円ほどあった。



今は、ホームレスのために


「2015年までに追加で4000個のユニットの住宅をつくる!」


という目標を掲げ活動をしているから


従業員数も、総資産ももっとあるだろうね。



さて、ここからがポイントだ!



コモングランドの収益はどうなっているのか?



今、コモングランドは収益は、約70%が事業収入だ!


すなわち、自力!


入居料やイベント会場のレンタル料、

ニューヨーク市の就職支援制度の運営請負料などで


自力で収益の70%稼いでいるってことだ!



ケンシロウ 「すごい・・・」



残りの30%が


政府の助成金や企業と個人からの寄付金ってことだね!



ロザンヌが成功した理由は、


緻密に計算されたビジネスモデル(入居者からの収益構造)と


ホームレス問題の本質を見極めた「自立支援モデル」にある。



・入居者の条件を、年間所得が最低約143万あること!


・収入の30%を家賃として払わなければならないこと!



などと、しっかり収益を出せる緻密な収益構造があるからこそ


銀行も安心してお金を貸すし、多くの人(企業)から信頼を得ている。



また、信念のある「ホームレス自立支援モデル」を掲げているからこそ、


多くの人の心を掴み、事業を拡大できているんだ。



花輪 「彼女の信念とはなんなんだいベイビー?」



彼女は、


「ホームレスの人が本当に必要としているのは、

シェルターと福祉サービスの2つの機能を兼ね備えた住宅だ!」


という信念を持っている。



だから、福祉サービスも徹底しているんだよ。



花輪くん、興味があったらもっと調べてみるといい!


花輪 「じぃ~に聞いてみるかな!」



さて、「一般の企業と同じモデル+支援(型)」は理解できたかな?



今回のビジネスモデルを


「コモングランドモデル」として覚えておいてくれ!



コモングランドのビジネスモデルはもっと奥深いが


今は、全体の構造だけ理解できればOKだ!



「誰か(支援者)」と「社会問題(受益者)」の双方から


お金がもらえるように計算されたビジネスモデルだね!



ニューヨークを旅行する時は、コモングランドを見学に行くといい!


信じられないほど奇麗で贅沢な住居になっている。



NANA 「ずっとニヤニヤ見てんじゃねぇ~!」


ナッパ  「あっ・・・ごめん・・・」