「フローレンス」
ども、社会起業家コーチの馬場です。
今日は、「フローレンス」というNPO法人を立ち上げた
社会起業家、駒崎弘樹さんとの紹介です。
フローレンスは
「病児保育の普及」をミッションに設立されたNPO法人です。
今、日本にはこんな社会問題があります。
僕のビジネスパートナーのYUCKY もよくブログ で書いていますが。
熱を出したこどもの母親が、こどもをあずける場所がなく、
しかたなく会社を一週間ほど休み、看病をしたら、会社を解雇された。
「は?」
と思うかもしれませんが、事実、こんなおかしな社会問題が存在します。
今、「母親」を主語に、事例を書きましたが、
もはや、この問題は母親だけの問題ではありません。
今、父親も母親も同じ子育ての義務があります。
だって、同じ教育を受け、同じフィールドで仕事をしているわけですから。
これは当然のこと!
すなわち、このケースで父親が職を失っているケースも少なくはなく
これからとても増えことは確実です。
話を戻します。
フローレンス代表、駒崎弘樹さんはこの社会問題に立ち向かっている
社会起業家です。
彼はこの問題の本質を見極め画期的な方法で活動しています。
今、全国に保育園が2万9000あるのに、
そのうち病児保育を手掛けるのは2%弱の500しかないそうです。
すなわち、病気をしたこどもをあずける場所がない!
この問題の原因は、
「病児保育は赤字になることが決まっているから!」
だったのです。
事実、病児保育の90%は赤字経営だそうです。
もし、行政の補助金を受け取った場合、
こどもひとりあたりの利用料を一日2000円までと指導されるなど
利益を出す経営ができない状態にあったのです。
「行政はいったい何をかんがえとんのじゃ!ドあほ!」
・・・失礼しました。
そこで、駒崎さんは考えました!
「行政からの補助金はいっさいもらわない!」
その変わり「脱施設モデル」で病児保育を運営しようと!
ようするに、
土地、建物を所有せず、固定費(コスト)を削減して
利益を出そうと考えたのです。
保母さんの家などでこどもをあずかり病児保育を運営したのです。
これは本当にグットアイディアです。
元IT企業の学生社長だった彼らしい発想だったのかもしれません。
固定費に目をつけるビジネス感覚がさすがです。
こうして、フローレンスは今、
事業の90%弱を事業で稼いでいます。
収入も8000万近くになっています。
彼(フローレンス)の活動は
社会問題の徐々に解決し、働く親に大きな安心を与えています。
そして、日本の経済までも支えているのです。
社会起業家とは?
ども、社会起業家コーチの馬場です。
最近、このブログを読んで、
社会起業家について質問を受けることが増えてきた。
とてもうれしいことだ。
ただ、その質問の内容を聞いていると
まだまだ
社会起業家というものを理解されていない人がほとんど
だということに気がついた。
僕の説明が、悪かったと正直反省しています。
なので、
この記事では「社会起業家とは・・・」についてまとめます。
社会起業家とは・・・
事業として利益を出しながら、社会問題を解決する人のこと!
ちょっと違う言い方をすると
事業とその利益によって、社会問題を解決する人のことだ!
ようするに、
一般の起業家と大きな違いはない!
利益を出すための事業をガンガンやっていく!
ただ・・・
ここがポイント!
行う事業によって、社会問題を解決する!
というミッションが社会起業家には不可欠なのだ。
だから、よくこう説明される!
起業の目的が「お金稼ぎ」ではなく「社会貢献」と!
ただ、この↑言葉だけだと誤解されることがおおい!
「ボランティア活動に近いの?」
「あまりお金を稼いではいけないの?」
その結果、こんな質問がよくある。
答えは「ノー」だ!
社会起業家の活動は
ボランティア団体より営利企業に近い!
もし、
社会起業家の活動が、ボランティア活動に近かったら、
生きたいレストランも
着たい好きなブランドの洋服も、
一年に一回の海外旅行もいけない!
僕はそんなのはごめんだ!
しっかり稼いで、しっかり社会問題を解決する!
この精神が社会起業家に必要な精神なのだ!
それと、
社会起業家になるための条件は特にない!
事実、学生あがりの優秀な社会起業家が世界中にたくさんいる!
本気の「思い」さけあればだれでもなれる!
これから、荒れに荒れた世界の
“ビジネスと社会秩序のバランス”を調和していく
のが社会起業家の役割なのだ!
ちょっと社会起業家への理解は深まりましたか?
(LC9)「コモングランドモデル」とは?
ども、社会起業家コーチの馬場です。
今日は、これから社会起業家を目指すあなたをコーチする
「LC9」の時間です。
では、さっそくはじめましょう。
「起立、きょ~つけ、礼!よろしくお願いしま~着席」
では、し・・・シャーくん!
前回の授業(LC8) の要点を答えてみよ!
しずかちゃん 「・・・」
シャー 「すみません、前回ちょっとサングラスが暗すぎて
黒板のビジネスモデル図が見えず・・・アムロくんに・・・」
アムロ 「むちゃブリだな・・・。
社会起業家と一般の企業の“利益を出す構造”の違いを学びました。
社会起業家は、利益を出すために誰かお金を払ってくれる人や
企業を巻き込む必要があると・・・」
さすが、ニュータイプ!
社会起業家が、社会変革を起こしながら、利益を出していくには
お金を払ってくれる人(企業)を巻き込まなければならい!
すなわち、簡単に考えるとこんな感じだった!
誰か⇒(お金)⇒ 社会起業家 ⇒(価値)⇒社会問題
ただ、
「誰か」がくれるお金(補助金・助成金・寄付金)
だけに頼って経営するのは「社会起業家」とは言えない!
補助金や助成金だけに頼る経営はつづかないからね!
社会起業家も自力で収益を出さなければならないってことだ!
シャーくん見えるかな?
シャー 「あっ今日はサングラスを変えたのでOKです・・・」
さて、今日は社会起業家に求められるビジネスモデルを
深く考えていこう!
全 「はい!っす」
社会起業家にはさまざまなビジネスモデルが存在する!
もっともスタンダードな社会起業家ビジネスモデルは
⇒(価値:サービス)
誰か⇒(支援:お金) 社会起業家 社会問題
(報酬:お金)←
「一般の企業と同じモデル+支援(型)」だね!
ラムちゃん 「それもありだっちゃ?なんか得だっちゃ!」
このモデルを作れると収入は安定する!
社会起業家の事業収入額にもよるがね。
さて、コモングランドというNPO法人を知っているかな?
アムロ 「新しく宇宙に設置された基地ですか?」
シャー 「たしかそうだ!」
ちゃう!
コモングラウンドは、世界でもっとも収益を出している
NPO法人と言っても過言ではないだろう!
彦一 「要チェックや!ちなみにどれだけの利益を?」
コモングランドを29歳で立ち上げた
女性社会起業家ロザンヌの収入は約1600万と聞いたことがある。
最新のデータではないので、今はおそらくもっとだろう。
全 「おおおおお!!!すげぇ~」
そうかい?
彼女の働きを知ればこの額は少ない気がするけどな。。
(NPO)コモングラウンドは1990年、
「ホームレスをなくす」をミッション掲げ、ロザンヌによってに創立された。
長年、運営がうまくいっていなかったニューヨークのど真ん中にあった
高級ホテル「タイムズ・スクエア・ホテル」を、
低所得者、養介護必要者、元ホームレスのための住居環境に変えたんだ。
コモングラウンドは、NPOでありながらもデベロッパー企業のように
次々と大型不動産開発を手がけている。
職員の数は約200人、
たしか2003年度の時点で、総資産は約20億円ほどあった。
今は、ホームレスのために
「2015年までに追加で4000個のユニットの住宅をつくる!」
という目標を掲げ活動をしているから
従業員数も、総資産ももっとあるだろうね。
さて、ここからがポイントだ!
コモングランドの収益はどうなっているのか?
今、コモングランドは収益は、約70%が事業収入だ!
すなわち、自力!
入居料やイベント会場のレンタル料、
ニューヨーク市の就職支援制度の運営請負料などで
自力で収益の70%稼いでいるってことだ!
ケンシロウ 「すごい・・・」
残りの30%が
政府の助成金や企業と個人からの寄付金ってことだね!
ロザンヌが成功した理由は、
緻密に計算されたビジネスモデル(入居者からの収益構造)と
ホームレス問題の本質を見極めた「自立支援モデル」にある。
・入居者の条件を、年間所得が最低約143万あること!
・収入の30%を家賃として払わなければならないこと!
などと、しっかり収益を出せる緻密な収益構造があるからこそ
銀行も安心してお金を貸すし、多くの人(企業)から信頼を得ている。
また、信念のある「ホームレス自立支援モデル」を掲げているからこそ、
多くの人の心を掴み、事業を拡大できているんだ。
花輪 「彼女の信念とはなんなんだいベイビー?」
彼女は、
「ホームレスの人が本当に必要としているのは、
シェルターと福祉サービスの2つの機能を兼ね備えた住宅だ!」
という信念を持っている。
だから、福祉サービスも徹底しているんだよ。
花輪くん、興味があったらもっと調べてみるといい!
花輪 「じぃ~に聞いてみるかな!」
さて、「一般の企業と同じモデル+支援(型)」は理解できたかな?
今回のビジネスモデルを
「コモングランドモデル」として覚えておいてくれ!
コモングランドのビジネスモデルはもっと奥深いが
今は、全体の構造だけ理解できればOKだ!
「誰か(支援者)」と「社会問題(受益者)」の双方から
お金がもらえるように計算されたビジネスモデルだね!
ニューヨークを旅行する時は、コモングランドを見学に行くといい!
信じられないほど奇麗で贅沢な住居になっている。
NANA 「ずっとニヤニヤ見てんじゃねぇ~!」
ナッパ 「あっ・・・ごめん・・・」