五月末のS&P500指数水準は4132、六月はここから上昇すると予想したわけですが見事に外し、六月末のレベルは3785やったけん、8%以上下落したわけですかい。
俺は2022年のスタート時点で、米国株価はバブリーな感じやけん中期的(二年くらい先)には悲観派やったのじゃが、経済はコロナから回復を続けるしインフレは減速していくやろうから、短期的(この先六か月くらい)には相場は堅調に推移していくやろう、てなふうに考えていた。FEDは政策を引き締めていくやろうけど、景気を冷やすようなアグレッシブなTIGHTENINGはないだろう、とも考えていた。で、一月から六月の間、株価について大体強気の予想をしてきました。
まーしかし、俺のこーした考え方は、全体的に間違っていました。申し訳ございません。現在のインフレ圧力は予想していたよりもはるかにすごくて、このままだと1960-70年代みたいにインフレが長期間持続する状況に逆戻りするかもてな恐怖感を、FEDにマジに与えている。じゃけん、不景気になろうが株価がある程度スランプになろうが、アグレッシブな引き締め政策が当面続くでしょう。つーことで、俺は米国株価について、短期的にも悲観派に転向します。
んで、七月の株価はどーなるか?大事なのは、6月の消費者物価指数ですね。7月13日に発表です。ガソリン価格などを見ると、エネルギー価格指数は上昇を続けるの確実みたいやし、食品価格も上がり続けるのではないか。コア価格指数は四月と五月、前月比で0.6%上昇した。これが六月に0.4%くらいにまで減速してくれれば、7月末のFEDミーティングでビッグサプライズはなし、株価にとってポジティブ、てな感じか。
俺的には、コア指数は四月や五月と似たペースで推移、減速はなし、という気がする。
あと、6月分の雇用数(7月8日発表)とかのOUTPUTについての統計は、金融引き締めの影響を受けて、ネガティブサプライズが考えられると思うわけ。スタグフレーションの恐れが現実味を帯びてくる。
つーことで、7月末のS&P500指数は、六月末から5%程度下落、3600とゆーことにしておきます。
俺のように先の読めない人間が悲観派に転向した後、相場が底を打つなんてことはよくあるわけですが、どーなるでしょう。どっとはらい!