3月のFEDミーティングと米国株のこれから | Carlos Danger Is Here

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ヘイナーウ!

ヘイナーウ!前回、一月のFEDミーティングでは、金利引き上げサイクルが3月にスタートするということがかなり露骨にシグナルされたのですが、その後の金利展開についてはぼかした暗示しかありませんでした。

 

んで、今回、三月のミーティングでは、確かに0.25%金利が引き上げられました。んで、今年の残り6回のミーティングで同じように0.25%の引き上げがあるだろうと(だから、一年を通してだと1.75%かい)強くシグナルされました。これはHAWKISHなサプライズではと思ったのですが、ミーティングの後で株価は上昇したし、スマートマネーはこうなると予期していたのかな?

 

一年で1.75%の金利引き上げはあくまで基本的な想定で、インフレがさらにひどくなればもっとアグレッシブな引き上げもある。あとFEDのバランスシートも積極的に縮小していく(プレスカンファレンスでバランスシートについては一つしか質問がでなかったので、具体的なヒントがなく、どーゆー感じの縮小かイメージがつかみにくいですが)。パウエルFED議長はそう言っていたし、ですから今回のFEDミーティングでは、金融引き締めのメッセージが強く打ち出されたのでした。

 

この半年くらい、FEDミーティングがあるたびに、FEDはHAWKISHな方向に進んでおります。これは要するに、インフレが想定よりも悪化してしまったせいです。んで、今のFEDの見通しとしては、インフレは今年の後半に鎮静化の兆しが見えるかもということで、言い換えれば当分はインフレ問題は持続しちゃうということじゃな。まー、一度インフレが加速しちゃったら一気に減速は考えにくいので、これは妥当な見方ですかな。

 

まーだから、今年いっぱいはFEDは金融引き締めに前のめりになると考えて、ほぼ間違いはないと思います。よっぽどのことがないと、金利引き上げのPAUSEはないでショー。

 

景気のほうは、金融引き締めがあってもロシア・ウクライナの戦争があっても、とりあえず粘り強く推移するだろうというのがFEDの見通しで、俺もアメリカ経済はコロナ制限が撤廃されたらドーンと勢いを増すだろうと思っているので、これに同意します。

 

俺の関心は米国株価にあるんですけれど、FEDが引き締めを続けるとしたら、上値は重くなるというのが当然の見方ですね。でも、景気の勢いが折れることもない(不景気にはならない)という見通しだったら、株価がクラッシュすることもないか。まー最近のレンジ(S&P500インデックスだと4000-4500くらいか)で株価は当分の期間推移する、というのが今時点での予想ですかい。

 

これは考え込まれていない、度胸のない見方かなー。米国株でSPECULATEしたかったら、もっと精度の高いインフレと景気の見通しが必要やなー。

 

まー戦争のせいで、不確定さが高いんですけどね。石油価格がまたドーンと上がったら、不景気シナリオが現実味を増してくる?俺的には、戦争がエスカレートして、金融機関へのサイバー攻撃なんかが起きるのが怖いんですけれど。どっとはらい。