日経の連載ものについて | Carlos Danger Is Here

Carlos Danger Is Here

ヘイナーウ!

今月の「私の履歴書」、おもしろいではないか。小林光一と趙治勲は仲が悪いものと思い込んでいたが、これを読むと子供のころからのルームメイトだったり一緒に海難事故にあいそうになったりで、ちょっと他人にはよくわからない深い関係なのかもね。ずる休みして映画「人間の条件」を見にいったとかワザワザ書いてあるところもなんだかおもしろい。

 

夕刊の滝沢馬琴についての連載小説も、よい。馬琴って、小説の今の段階までは、気を使いすぎては肝心なところでうまくできない残念な人だったということで、現代にもいますよね、こーゆー人。江戸時代も令和時代も、人間の本質みたいなところは、そう変化ないのかに。

 

朝刊の今の連載小説は、かなり前にギブアップした。これはもうおわにして、いいのではないだろうか。はやく漱石が主人公の奴を再開して、偏屈な文人二人の朝刊と夕刊での競演みたいなことをやってください。どっとはらい。