カンヌ映画祭で賞を取った「万引き家族」を見ました。
俺は明るい話が好きなので、出だしの、家の寒くて狭いところを強調した部分を見ただけでゲッソリしてしまったな。
で、超暗くなるかと思ったけれど、そうでもなくて、そこから先は結構、楽に見られた?
まー、ストーリーの流れにアマい部分があるし、批判しようと思えばできるけど、気合が入った力作だから、一応は見るべき作品です、と書いておくだけにしよう。
ひとつだけ気になったのは、社会の底辺にいる人達の話なのに、でてくる役者は美男美女と、かわいい子供ばっかりなのね。
「復讐するは我にあり」を見たときも思ったことじゃの。犯人のオヤジと嫁がくっついちゃって、本当はもっとやるせないキモいお話なのに、三國連太郎と倍賞美津子がこの役をやっているから、セクシーなお話になってしまっている。
「万引き家族」も、鼻をたらした醜いガキ、デブなおばさん、歯の欠けたオヤジ、とかが出てきて、やっとリアルな感じがするのでは、と思います。
どっとはらい。