皆様

 

またまた大変ご無沙汰してしまい、失礼しています。

 

皆様同じかと思いますが、毎日のすべきことをこなすと、あっという間に1日が終わってしまいます。

 

ですが、おかげさまで、今は一つ一つの仕事に手応えがあり、患者様や学生さんにとって有意義な時間が作れているのかもしれない、と思えることもあって、前向きに進んでゆくことができています。

 

本日、新曲を1曲収録しました。

 

私は、毎週月曜〜土曜まで診療、音楽療法、大学の授業その他で埋まっていますので、大学授業期間中は、日曜日に少しずつレコーディングをすることになります。

 

 

もう31年お世話になっている、スタジオ・サウンド・ダリ

 

で、新曲「あのころは(仮)」を録りました。

 

私はピアノがほぼ独学で、これまでのレコーディングでは、収録後に聴き返すと自分のタッチや間の取り方に納得がいかず、悔しい思いをすることが多かったですが、今日の演奏を聴き返すと、そういう思いが余り浮かばないでいられました。

 

今でも、基本的には毎日1時間半くらい練習しています。

 

それは、毎週、精神科病院の音楽療法でのピアノソロ演奏があるからでもあるのですが、日々の積み重ねが多少は生きているのかな、と、ほんの少しの達成感を感じています。

 

私は音楽家のいない家族・親族の中で育ち、ピアノも習っていないので、色々な人から「お前は音楽なんかできるわけない」「才能ないんだから辞めた方が良い」などと、言われながら10代〜20代を過ごしてきました(もちろん、「お前は何か持ってるよ」と言ってくれていた友人や「あなたはやればできる!」と言ってくれた高校の音楽の先生の言葉に励まされてもきました)。

 

あきらめずに自分の理想を追い求め、自分を信じ、努力を怠たらず、悔いのない人生を送らなければ、と思って、数十年音楽を続けてきました。

 

まだまだこれからですが、その数十年の努力が、ほんの少しずつ実ってきたのかもしれない、という感触を持っています。

 

こんな私が皆様にお伝えできることがあるとすれば、やはり自分を見つめて自分に負けず、誠実に、理想を追い求めて、粘り強く努力を続けると、必ず、悔いのない人生になるのではないか、ということです。

 

「石の上にも3年」といいますが、3年ではなく30年くらいなのかもしれません。

 

新作アルバムをお届けできるのはまだまだ先ですが、どうぞ皆様楽しみにお待ちください。

 

 

 

(なお、4月頭に数年ぶりに、以前も行なっていた、福島県浜通りの状況を福島県庁に勤めていた幼なじみの案内で拝見してきました。色々と感無量な場面もありました。このご報告も、近日中にアップしようと思います。)

 

 

 

1曲目の収録が終わり、2曲目のアレンジや奏法について、プロデューサー橋本まさしさんの助言の後に、アイディアを練っているところです↓