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愛と光と忍耐を求めて

プルーストの「失われた時を求めて」を真似てるわけではありませんが、悠久の時の流れの中での一瞬の人生。しかし、それを知っている魂には永遠の命があるのかも知れません。テーマは「修業の場としての魂の人生」

166回「ぐる芽句会」が開催されました。

今回は投句した5句中2句に選に入りました。

 

 

夕暮れの編み笠深し風の盆  如空

 ○編み笠の深さと夜闇が一層風の盆の風情を増幅してますね。

 何故がずっと見ていられる不思議な音色。(蒼月)

 

校門の檄文光る運動会  如空

 △著名私立校でよく見る景。

  「光る」が秋の日差しや空の高さを感じさせる。

  (十志夫)

 

「夕暮れの」の句は、おわら風の盆の一句です。

9月1日から3日までの富山県八尾の風の盆は

一度行ってみたいと思いながらその機会がありません。

今年、NHKが実況中継してくれましたので、

じっくりとゆっくりと味わうことができました。

現地で鑑賞するより、深く味わうことができたかも

しれません。(笑)

もう一句、

 胡弓鳴る母に学びし風の盆  如空

を投句したのですが、

残念ながら取ってくれませんでした・・・。

 

「校門の」の句は、実体験の一句です。

選評では、「著名私立高校」とありましたが、

実際は、近くにある「県立の進学校」です。

校門の石柱ゲートに、4チームの応援団長の

檄文が4文字熟語で書かれていたのが印象的でした。

「光る」が工夫の措辞で、褒めて頂き感謝です。

 

 

今回の最高得点句は、以下の9点句でした。

 

新涼や駅までの道近くなり   圭由

 ◎初秋の季節感を上手に詠んでいます。

  駅までの道が近くなるという感性に共感できます。(如空)

 ○暑さが納まり、ゆっくり歩く通勤の時間は

  却って短く感じるというのは実感である。(十志夫)

 ○早くこうなってほしいです。(まこと)

 △涼しくなると歩く速度も早くなり、

  同じ道でも近く感じますよね。(ことう)

 

 私の特選句であり、季語の「新涼」と「近くなり」

 の措辞に感性の豊かさを感じさせられた一句でした。

 

 

 通学路目にはさやかに見えぬ秋  如空