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愛と光と忍耐を求めて

プルーストの「失われた時を求めて」を真似てるわけではありませんが、悠久の時の流れの中での一瞬の人生。しかし、それを知っている魂には永遠の命があるのかも知れません。テーマは「修業の場としての魂の人生」

172回「ぐる芽句会」が開催されました。

今回は投句した5句中2句に選に入りました。

 

 

啓蟄や不登校児の靴の音  如空

登校できるようになるといいなぁ。

 不登校児の靴音なんか結びつかないものを

 啓蟄でつなげるセンスと技量に圧倒されました。(蒼月)

 ◎一歩踏み出そうとする意志の生まれを感じます。(霧来)

 ○不登校児童の決意と啓蟄の季語が響きあい、 

    開かれた明るい未来への一歩を感じました。(水香)

 

蒲公英や墓標の歳の友の顔  如空

○親しい方なのでしょうか、友を偲ぶ優しさと寂しさ、

 そして蒲公英のコントラストが素敵です。(霧来)

△蒲公英という季語から早世されたご友人かなと思いました。

 亡くなった今もつながる友情を感じました。(水香)

 

 

今回は、2句のみしか取ってもらえませんでしたが、

2句とも、思いを込めた句でしたので、

選を頂き嬉しく思っといます。

 

1句目は、「靴の音」が工夫の措辞であり。

2句目は、季語の「蒲公英」が効果的でした。

 

 

今回の最高得点句は、以下の11点句でした。

 

隧道に蒸気畳まれ春霞  蒼月

◎蒸気が畳まれるというのはなんとも素敵な表現ですね。

 美しい春の景色が目に浮かび、うっとりしました。(月子)

◎トンネルに入る様子を「蒸気畳まれ」と

 表現しているところが面白いです。

 また、蒸気と春の霞を上手に掛け合わせていると感じました。

 (ことう)

○中七の措辞が見事ですね。季語の「春霞」との関係が絶妙です。

 (如空) 

○幻想的であり、一方で優しい空間・・・、

 そんな感覚をおぼえます。(霧来)

△「蒸気畳まれ」という表現が、巧みです。

  春霞の水蒸気とあいまって山間の長閑な様子が伝わります。

  (水香)

 

 

 畏友去り四半世紀の春巡る    如空