『アイルビーバック』 | バトルロイヤルブログ~LOVE LETTERS

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新アルバム【LOVE SONGS】、発売おめでとうございます。
ここ数年、いろんな形で一緒に演奏させてもらってます、KANです。

私もこのバトルロイヤルに参加させていただきますが、アルバムを総じてざっとエラそうなことを書いて、ほなサイババ、・・ってのもなんだか味気ないのではないかと感じますので、何曲かピックアップして、数回にわけて書かせていただこうと思います。

今回は『アイルビーバック』。

アーノルド・シュワルツネッガー的なアメリカン・アクション・ロックを想像させるタイトルとは裏腹に、“引越”をテーマにしたセンチメンタルなポップナンバーは、逆に好感度が高いです。

“引越”って、えも言われぬ切なさがありますね。私も“住む街を離れる”というテーマでは、過去に『小さき花のテレジア』『オー・ルヴォワール・パリ』など、いくつか作ったことはありますが、“引越”そのものをテーマにした楽曲は、書きたいと思いながらも未だ完成したものがありませんので、この『アイルビーバック』にはちょっぴりジェラスィ~。

音楽的には、往年のHall&Oates調のシンコペイテッドな8ビートに乗って、AメロケツからBメロに向かう「お世話になりました→Oh」のさりげない転調。その後、サビに向かってのやや劇的な転調戻し。後半のブリッジも含めて、粋なコードワークがナイスです。

フェイバリット・センテンスは「電線に並んでいる 鳥たちのお見送りサンキュー」です。

ところで、“引越をした回数”と“おつきあいした人の数”は比例する、なんてことをよく言いますよね。・・・よく言うっていうか、正確には私が言ってるだけなんですけど。

これをお読みのあなたは、これまでの人生で何回引越をして、何人の人とおつきいあいしたのでしょうか? な~んてことをこの曲をBGMに思い返してみる、なんてのもまた、なんでしょう、アレかもしれませんね、逆に。

                         では、股。  KAN