8月29日付けの朝日新聞デジタルに気になる記事がありました。

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ひとり親の調査名に苦情「配慮欠ける」 青森県が変更

青森県が母子・父子世帯などを対象に5年に1度、生活実態についてアンケートを実施して調べる「青森県ひとり親世帯等実態調査」。前回の2014年度の調査後、調査名称について「プライバシーの配慮に欠ける」との苦情が複数寄せられていたことが28日、分かった。県は今年度の調査名称を「県親子等生活実態調査」に変更して実施する予定。


 調査は母子世帯や父子世帯、父母のいない「養育者世帯」など約4千世帯を対象に実施。県によると、14年度調査の際、調査依頼を送る封筒に「ひとり親世帯等実態調査」と記載していたことに対して複数の苦情が寄せられ、今年度調査から名称の変更を決めたという。調査は無記名で行われる。

 今年度は11月に実施予定で、世帯状況や生活の悩みなどについて聞き取り、県ホームページ上で結果が公表される見通し。

 

ひとり親の調査名に苦情「配慮欠ける」 青森県が変更

 

 

うちはもちろんひとり親家庭ですが、仮にこのような封書が役所から届いても私はきっとなーんも気にしないと思います。

けど、だからと言って役所にクレームを入れた人を批判するつもりもありません。

きっと本当に嫌だったんでしょう。

おそらく「わざわざ封筒にひとり親って印刷することねーだろ!」的な苦情なんでしょうね。

ま、実際にこれを目にする人は郵便局員さんぐらいだと思うけど。

でも万が一郵便物を盗まれるなんてこともあり得るし、配達のおじさんがうっかりして隣の家のポストに入れちゃうことだってあり得るわけで。

そう考えたら、自分の住所と名前が書かれた封筒に「ひとり親」ってわざわざ書かなくてもって思うかも。

一方、役所にしてみたら、封書の中に何が入っているかをきちんと伝えたかったのでしょう。

だから今後の対応も、「封筒には表記しません」ではなく「調査名称を変更」するわけで。

 

ま、どっちにしても今年からプライバシーに配慮するってことに決まったのだから、それはそれでいいのです。

 

 

だいぶ前置きが長くなったけど、この記事を読んで私が「あれ?大丈夫??」って思ったことがありまして…

 

もし仮にですよ、自分がひとり親であることを隠したいとか恥ずかしいとか思うお母さんやお父さんがいたら、その思いが子どもに伝染しなきゃいいけど…、って思ったのですよ。

「ウチって人に隠さなきゃいけない環境なんだ」って子どもに感じさせるのは、それだけは絶対に良くないと思うわけ。

私は男だから女性とは感じ方が違うかもしれないけど、どんな相手に対しても「うちはひとり親家庭なんです」って堂々と言える親でいたいと思ってます。(べつに積極的に言う必要はまったくないけども)

 

確かにね、正直言って自分の中では「オレ、いい歳してこんな状況で情けない」って自己反省することは多々ありますよ。

けど、子どもの前では堂々と生きていたいじゃない!

そんな姿を見せてあげなきゃ、子どもが安心できないじゃないか。

ただでさえ子どもはどこかで寂しい思いもしてるわけだから、一緒に暮らす親がどーんと構えて安心させてあげなきゃなと思うのです。

 

堂々といきましょうよ、堂々と!