芭蕉も好んだエゴイズムの美少年 | 平成の仙臺四郎のブログ

平成の仙臺四郎のブログ

徒然に綴る“大人の雑学ブログ”(^^;)

いきなりのアメンバーやアメ友申請お断り


いわきでも…「寒水仙」が咲き始めた

咲いているのは…ジョギングコースにある「三島八幡神社」
初詣や成人式から参拝は終わったものの合格祈願や安産・交通安全祈願などの参拝客で賑わいを見せる

「寒水仙」は…ご存知のようにヒガンバナ科

二十四節気のひとつ「小寒」(今年は1 / 6) から立春前の寒の時期に咲く
一年で一番雪が多い時期に咲くので…“雪中花” とも呼ばれる

花の少ない時期に咲く可憐な花として 俳人・松尾 芭蕉も好んだそうで
“其のかほり  他より白し  水仙花” と詠んでいる

学名narcissus(ナルキッサス)は…ギリシャ神話に登場する美少年「ナルキッサス」に由来するとか
「ナルシスト」の語源でもある
美少年は…池に映る自分の姿に惚れ惚れしていて ある日手に入れたくなり 池に映るその姿に手を伸ばして溺死し その池に咲いたのが水仙とか
下向きに咲くその花姿は天気池を覗き込んでいるよう

そんな「寒水仙」だが…ヒガンバナ科とあって
全草(特に鱗茎)には「リコリン」など有毒成分のアルカロイド成分を含んでいるので摂取すると 頭痛や嘔吐・低体温といった中毒症状を引き起こす
花のない時期はニラと見間違えやすいので要注意 !!

また…球根なので 天日干しして乾燥させてから金属以外ですりおろし ガーゼに包んで貼ると…
乳腺炎や乳房炎・足のむくみなどに効果があるとか
かかりつけ医に相談して

「寒水仙」の花言葉は…
「エゴイズム」「自己愛」「我欲」「うぬぼれ」…

春の訪れとともに“希望” の象徴として…
欧米ではガン患者サポート団体がシンボマークなどに使って活動しているとか