「近現代における戒壇問題の経緯と真義」の恥ずべき誹謗 | 日蓮正宗は正系門家です。

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大日蓮出版から本年2月に「近現代における戒壇問題の経緯と真義(ISBN978-4-905522-77-5)」という本が発刊されました。 

 

 

 

 この本は第六十八世 御当代 日如上人猊下様のお許しを得て、平成16年8月に開催された第53回全国教師講習会の第六十七世 御隠尊日顕上人様の近現代における戒壇問題につい御講義されたものです。大聖人様の御遺命の戒壇の本義を正しく拝する上で、必要な事柄が記載されているものであると思います。

 時代的な背景や流れを正しく理解するには、多方面から物事を考える必要があります。創価学会や顕正会の曲がった戒壇論を破すには、役立つものと思います。

 

 平成31年3月の総幹部会で顕正会 浅井会長はこの本について、反論をしております(顕正新聞 平成31年4月5日号)。とは言え、自説である国立戒壇の正統化のために、文を並べているだけで、本に記載されている内容を批判することは殆どありません。財務省のMMTの批判文と共通しているところがあります。

 御隠尊日顕上人様は御遺命の戒壇を「国主立戒壇」という呼び方もできるのでないかと言われています。本文を読む限り浅井会長が言うほど固執されてはいません。双方を読むと、浅井会長が「国立戒壇」という言葉に固執されていることが判ります。

 そして、その国立戒壇を正当化するために、さらには、印象操作のために、「近現代における戒壇問題の経緯と真義」の御隠尊日顕上人様の御指南を切文して引用しております。

 


【顕正新聞 平成31年4月5日号 】

全く確信亡なき「国主立戒壇」を提案

 

 だから本人も「国主立戒壇」などと言い出しながら、全く確信がない。そこでこうも述べている。

(中略)

 「しかし、私は『国主立ということを言いなさい』と言っているわけではありません。ただ、私は御遺命の上から言って、国主立という言い方もできるのではなかろうかという意味でいっているだけです。」と。


【近現代における戒壇問題の経緯と真義】

 しかし、私は「国主立ということを言いなさい」と言っているわけではありません。ただ、私は御遺命の上から言って、国主立という言い方もできるのではなかろうかという意味でいっているだけで、正規に大聖人様が我々に示され、命令された御戒壇は何かと言えば御遺命の戒壇、いわゆる本門寺の戒壇であります。

(近現代における戒壇問題の経緯と真義 P.108)


 御隠尊日顕上人様の御指南を素直に読むと、国主立戒壇という言葉を重要視していないことは明らかです。

 いずれにしも、自説を正当化するために、「引用元の文書を途中で切る。」、つくづく最低な師匠だと思います。

 

 少々乱暴ですが、名称など気にする必要がないと思います。広宣流布の暁に御遺命の戒壇、本門寺の戒壇を建立するということで十分です。何より、御講義の最後の言葉の通りの信心していくことが肝要だと思います。

 


 そして、これは本門寺が出来た時に行うということです。ですから、正しい御遺命の意義における本門寺は、まだ当分出来ないだろうけれども、これからの我々の信心修行、折伏の成果において具体的に現れてくるということを、強固な意志を持って考えていきたいと思うのであり.ます。

(近現代における戒壇問題の経緯と真義 P.108)


 

 

近現代における戒壇問題の経緯と真義 P.108

 

 顕正新聞 平成31年4月5日号