大4年のP ちゃんとAちゃん、就職も内定をいただいて、お祝いをしたいとじいじが。
先日私も連れて行ってもらった四ツ谷のお寿司屋さん、「鈴政」へ。
山形県の海の地方、酒田が本店。
こちら、土曜日のお昼のお寿司が夫のお気に入り。
一つ一つ、工夫のある握りがとてもおいしいのです。
2人の孫は一つ一つ、「おいしい!」と言いながらほんとに美味しそうに食べるので、嬉しいじじばばでした。
夏休みの間の話などいろいろ話しているうちに、夫が「この店の本店は酒田という海のほうだから、魚もおいしいんだけれど、じいちゃんたちが生まれたところは、内陸だから生の魚なんてなかったんだよ。だから、鯉をたべた」
「へ~、鯉!」
孫たち二人とも、子供のころ、米沢で食べたんだけれど、当然ながらもう忘れている。
ばあさん、調子に乗って、「私の生まれた家には大きなコイド(たぶん、鯉井戸かな)という池があって鯉を飼ってたよ。お客さんが来たり、なにか特別の時はそれを食べた。」と言ったら、びっくりして!!
調子に乗って、「庭園の鑑賞用のきれいな鯉のじゃなくて、食用として飼ってる黒い鯉ね。その池では畑で採った野菜を洗ったり、米を研いだりした」と言ったらますます驚いて。
「お米も研ぐの~?!」「そうよ、すると鯉が喜んで寄ってくるの」
「え~、鯉のいるところで米を研ぐの~?」
「そうよ、米を研いだら池の水がしろくなるでしょ、するとあっちこっちから鯉が集まってくるの」
「うん、それはわかるけど、そこで米を研いでるの?!」と。
あまり反応がいいので、私もだんだん衛生的じゃなかったかな、と思い始めて、「家の裏に飲み水用の井戸があって、ぎこぎことポンプで水をくんで、またさっと洗ってたのかな」なんて言ったけど、ほんとのところ、どうだったんだろう。
(実は私はただ、母や祖母が研ぐのをみていただけだから、記憶にないんだわ・・)
今度、姉にあったとき、聞いてみよう。
何んといったって、我ら4人姉妹、元気に育ったし、問題はなかったのだろう♪
そのあと、近くのニューオータニのホテルへ行ったら鯉が泳いでいる池があった。
「うちの実家にいた鯉はこういうきれいな鯉じゃなくて、全部黒い鯉だったからね」と聞かれもしないのに、言った。
カラフルな鯉なんてさすがのばあちゃんも食べない!
その後、実家の鯉のいる池はもう埋めてしまって久しい。
こちらで四人、しばらくおしゃべりをして、解散したのであった。
孫8人いるので、あと6人、また、こんなひとときがあったらいいな。
元気でいようね、じいさん!