謡の先生は横浜が本拠地ですが、長崎と熊本にも教えに行っておいでです。

長崎にも熊本にも能舞台がないそうで、九州の生徒さんのためにときどき、福岡の大濠能楽堂で発表会をしています。

今年は、博多の住吉神社の境内には立派な能舞台があると先生が聞いてらして、今回、そちらで会を催しました。

横浜からも出かけました。

というわけで、観客は会員の友人と配偶者とで数人だけですが、この能楽堂をみるだけでも価値がありそうです。

 

社務所で鍵を渡されて、すべて自分たちで準備しなければならず、着替えをするところも、襖も何もないので、ちょっと面喰いましたが、そこはそれ、万事つつがなく整いました。

左奥に金色の簾のようなものが見えますが、貴賓席だそうです。

一般観客席は板の間にうすべりが敷いてあります。

舞台は足拍子をするとき、よく響くように床下に大きな甕を数個置いてある、ということは知っていましたが、今回それもみることができました。

 

お茶の先生でお菓子にとても詳しい友人がこんな店に連れて行ってくれました。

「鶴乃子」で有名な萬盛堂のこんなものを食べに電車に乗って・・・。

おいしかったです。

何?という感じですが、それは食べてのお楽しみということで。

 

今日は福岡市立美術館へ。

私は野見山暁治が福岡出身で彼の作品がここにもある、というので楽しみにしておりましたが、私にはむずかしかった・・・

よく考えたら、無言館(学徒動員で戦死した若者の絵を集めた美術館)を創設した、ということで絵は見たことがなかったのでした。

 

友人の福岡の友人も一緒にお食事をして・・・食事の順番を待っている間に一人で藍染の展覧会と書の個展もみて。

書の個展の主は話し好きの人で、今私たちが使っているひらがなは漢字からできたものですが、日本には日本古来の文字(神代かみよ文字)があったのです、それを書いてみました、と。

そんな話も面白く聴いたりして、なかなか楽しいひとときでした。

 

八時ごろ帰宅したのですが、高1Cちゃんが家の掃除をしてくれたようで、掃除、整頓したところを一覧表にしてくれていました。とりあえず、洗面所の引き出しのタオルがきれ~いに畳んでしまわれていたのに感動してるバアサンでした。