二月に亡くなった友人からいただいたベルガモットが明るい日差しを浴びて咲いている。

 

山形の従妹から送られてきた笹巻。

小4T子が大好きで、ちょうど、彼女たちの両親が留守で次々と夕ご飯を食べにやってきたので、とても喜んでいた。

笹をとるあたりに熊がでるようになったので、今年で終わりにする、とか。

 

昨日、友人の友人に着物や帯をたくさんいただいてきた。

しつけ糸もとってない着物も。

誘われたとき、私は大きいからあわないでしょうけど、見るのは楽しいから行くわ、と言って行ったのだが、着れた。

今は着物を着る人が少なくなって、友人が誘って、行くと言ったのは、私ともう一人お茶の先生をしている、友人二人だけ。

2人、同じ身長ぐらいだったが、私はどちらかというと地味系で彼女は大きな柄のもとても似合うので、二人で分け合った。

どうしてこんなにしつけ糸をつけたままで着なかったんですか、と問うと、「私は忙しかったから、ふとお店に入って気に入ったものがあると買っておくのよ。でも、買ったのを忘れてまた買ってしまうの。」と。

「は~」というしか言葉がない。

 

おうちを辞して、紹介してくれた人と三人でランチをした。

話題は当然、お礼をどうするか。

その方のお家の中の家具調度品、飾りつけ・・・とにかく豪華。

趣味もいくつかあるのだが、どれも頂点まで極めて、海外の美術館にも展示されたとか、誰もが知っている人に表彰されて、直筆の色紙も見せてくれたり・・・、とにかく、庶民、凡人の私たちには目を丸くすることばかり。

そんな方に半端なお金を差し上げるのは却って失礼。

着物を着てもらうのが嬉しいのだから、二人でいただいた着物を着て、このあたりの一番?高い料亭に招待するのはどうだろうか、ということになった。二人とも夏の着物もいただいてきたし、それを着て行こうと。

(そして、これはいただいた二人でこそっと話したのだが、紹介してくれた友人にもわれらいただいた二人でご馳走しよう、ということになった。)

私はその料亭には行ったことがないので、さらに楽しみになった。

 

でも、その着物の方は今月は家族とおいでになる、と話してらした。

お料理は月ごとに変わるのだとか。

というわけで、7月の初めに4人で行くことになった。

 

いやいや、世の中にはあんな人もいるんだねえ。

なんて、そんな程度で驚いている私を、「ふん、かわいいもんだ」と笑っている人もおいでになるわね。