カンパニュラ

 

昔社宅で一緒だった友人二人と会いました。

三人とも第一子が同じ年で・・・半世紀以上のおつきあい。

コロナで会ってなかったから、何年ぶりでしょう。

この前小ブログに登場した、肺の病気で余命4年と言われた人も元気でした。

昨日もボンベを引っ張ってきましたが、しゃべってる間の5時間、一回も使いませんでした。

 

なにしろ、5時間ですから、いろんなことを話しました。

最後の方で私が、前日の奥様を亡くしたご主人の、納骨のときの話をしました。

 

友人の一人は四国出身で四国に先祖代々のお墓があったのだけれど、永代供養と墓じまいの手続きをしたそうです。

そして、自分たちは横浜市の墓地の申し込みに応募して、なかなか当たらない、と言われていたのが一回であたったのだそうです。ご主人と二人分申し込んだそうです。

その墓地についてもいろいろ話してくれたのですが、誤って書いたりするといけないので、省略します。

 

彼女は今、ご主人が介護度2で、込み入ったお話はできなくなっているので、一人で考え、結婚しないで今も同居している二人のお嬢さんに、自分が死んだときはどうするかを伝えているのだとか。

2人のお嬢さんの給料は決して豊かとはいえないので、自分たちの葬式などにお金はできるだけ使いたくない、というしっかりとした信念のようなものを持っています。

宗教的なお葬式はしなくていい、戒名もいらない、自分が死んだら、ただ当選した墓地に埋葬してくれればいい、貴重なお金を死んだ人に使ってはいけない、もし、自分たちのお金が残っていたら、それは生きている人、つまり娘二人のために使いなさい、と伝えているのだそうです。

 

もう一人は同居していたご主人のご両親を送っていますから、お墓をどうこうする話はもちろんありません。

お骨について、こんなことを言っていました。

分骨して、少し手元に置いて自分が死んだとき一緒に埋葬してもらうかな、と。

かつて余命4年と言われた彼女も当然、自分が後に残ることを前提に話しています。

「なるほど、お骨でペンダントを作っていつも身に着けてる人がいるね」「そうそう」なんて。

 

わが家は、夫の先祖代々のお墓が山形にありますが、夫も永代供養にすると言っています。

この間、焼香させていただいた友人のご主人もすでに永代供養の手続きをすませていました。

 

墓事情も少しずつ変わっていくのかもしれませんね。