新宿高島屋で小原流の花展。
もっともっとたくさん。
広い会場がお花でいっぱい。
友人が出品しています。
共通の友人で、外国の方も見に来てくれたそうで、会場で私はお会いしていないが、あまりのすばらしさに泣いてしまったのだとか。
つられて、お花を生けた友人も泣いてしまったとか。
お花の力の大きさを思わせるエピソードでした。
さて、この高島屋と隣接するサザンシアターで井上ひさしのこまつ座の公演を見てきました。
「夢の泪」という東京裁判の補佐弁護人となった夫婦を中心にいろんな人の話。
彼らの話から当時の人々の暮らしや、政府のことやアメリカのことが浮かびあがってくる。
昭和21年4月から6月頃。
登場人物はきまじめな女性の弁護士と彼女の夫で、ちょっと・・・な、でもなさぬなかの娘には好かれているのからもわかるように、憎めない弁護士と、彼らの先輩である弁護士、ほかにも数人。
今、NHKの朝ドラで弁護士をめざす女性が主人公だけれど、この「夢の泪」に登場する女性弁護士は寅子より年上かな。
きっと、朝ドラの寅子のように、周囲の反対を押し切って使命感に燃えて弁護士になったのでしょう。
政府のやりかた、アメリカのやりかたに正義感をもって怒っている。
それに対して夫の菊治は同じ弁護士ではあるが、お金と女が大好きないいかげんな、でも愛すべき男。
このいいかげんな部分というのは、10年もすると戦争も大災害も忘れてしまう日本人の代表として登場させていると演じるラサール石井は言っているが、観客を笑わせてくれる大事な役。
私は昭和22年生まれなので、この頃のことはもちろん覚えていないが、学校でもあまり詳しく習っていない。
大人たちの会話で断片的に知ることもあったが・・・。
この芝居をみて、改めてそうだったのかと・・・知るところのなんと多いこと。
井上ひさしという人はこんな重い内容を笑わせながら伝えるのだから、すごいなあ、と改めて。
以下のブログは井上ひさしのお嬢さんで、今、こまつ座の代表としてご活躍の井上麻矢さんのブログです。
なんと、若い人に見てほしい、ととてもやさしい料金のご案内です。
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お孫さんがいらしたら、ぜひ、教えてあげてくださいね。
最後に、美味しいものの写真で気分を変えよう。 高島屋三階のBicerin でお昼を。 予約でいっぱいとのことで、この子と一緒にいただいてきました。 ラザニアがメインのコース料理を注文。美味しかったです。 コーヒーも私の好みだったので、二杯分だけ買ってきました。 おいしくいれられるかな・・・。
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