30年ぐらい前、この地域の国立大学の大学院に留学していたメキシコのご夫妻が来日するということで、今日、当時の日本語指導者たち、十数人が集まり懐かしいひとときを過ごした。

もう30年ぐらい前の留学生なのに、こうやって訪ねてきてくれるなんて、本当に嬉しい。

奥さんはもう日本語など忘れてるだろうな、と思ったけれど、訥々とだけれど、日本語で。

でも大体は言葉なしでも通じるように、スマホの写真を見せてくれ、時間が過ぎた。

りっぱなお家や広いお庭に梅の花やりんごのような花が咲いている写真などをたくさん見せてくれた。

もっとも、十数人の日本人だから大部分の時間は日本人同士ておいしいお料理をいただきながらおしゃべり。

 

十数年前にご主人を亡くした80歳の友人の、夫亡きあとの微妙な男性たちとのお付き合いの話など、そうそう聞けない話。

「男の人って年をとっても学生時代の淡い思いを抱いていて、会ってみたいと思うらしいのよね。

そして、例えば、10日ぐらい候補日をあげて、都合のいい日はありませんか」なんてくるの。

そしたら断るわけ行かないでしょ。」

さらに、「銀座のちょっと行ってみたいなと思う、おしゃれなお店を指定してくるわけ」なんてね。

いろいろあったらしいが、決定的なことはなかったらしい。

話す方も聞く方もきゃあきゃあ笑いながらのひとときであった。

聴いている三人は夫健在でそのような経験なし。

ありがたいことです。