小6Hちゃんがおすすめの本と言っていた本、「ある晴れた夏の朝」を買ってきました。
小手鞠るい著。
アメリカの高校生8人が、アメリカが広島、長崎に落とした原爆の是非について、ディベートする話です。
語るのは日本人の母とアメリカ人の父ををもつ女の子。
4歳まで日本にいたけれど、日本語は挨拶程度しかわからない。
ふつう、ディベートというと自分の意見には関係なく、あなたたちは賛成グループ、あなたたちは反対グループと分けて論戦しますが、この高校生たちは自分の意見で肯定派と否定派に分かれて論戦します。
初めに肯定派の一番バッターが、「僕たちはトルーマン大統領が広島、長崎に原爆を落としたことを肯定する意見を持っていますが、
けっして、原爆そのものを肯定しているわけではない、自分たちが望んで止まないのはみなさんと同じ世界の平和です」
というところから始まります。
わたしの印象は「8人の高校生、かっこいい!」
何がかっこいいか、というと・・・。
高校生がこういうイベントを夏休みにしよう、と仲間を集めるところから始めて、夏休みまるまるこのディベートに使う。誰かに言われたわけでなく、ということ。
そして、毎週土曜日、4回にわたってディベートするのだが、二回目から会場を大きいところに移す、というほど、聴衆がいる、ということ。
そして、何よりも彼らの意見。
相手が言ったことに反論するわけだが、相手の意見によって、たくさんの引き出しを準備していつでも出せるようにしておかなければならない、どれだけの準備が必要か。
時には涙ながらに、ときには怒り、そして、ユーモアで雰囲気を和らげるスピーカーもいて、でもみんなとても真剣。
そして、8人の高校生、どの意見もすばらしい。
・・・なんて、小説ですけどね。
でも、アメリカの高校生って本当にこういうことするのかしら?なんて思いました。
少なくとも、ディベートは授業でもよくするらしいが。
そして、こんな白熱した論戦でこの8人は最後にどうやって意見をまとめるのだろうか、と心配になったけれど、さすが、小説家偉い!
感動的に終わりました。
画像拝借
「安らかに眠ってください。
過ちは
繰り返しませぬから」
それにしても、小6Hちゃん、「お勧めの本」と紹介してくれたけれど、こんな難しい本を読めるようになったんだ・・・、と成長の速さに驚いています。

