2月16日の毎日新聞の夕刊の牧太郎氏のコラムです。
牧太郎氏の文章はとても大事なことをちょっと面白く読ませて
くれるので、私の好きなコラムです。
題名からして、大きな声で言えないが、と大きな声で言っておられる。

一昨日、安倍首相が憲法を変えようとしている、と書いて、
あの記事を思い出したのでした。
自民党の改憲草案の24条1項に
「家族は互いに助け合わなければならない」とあるのだそうです。
ということは、夫婦が助け合わないで離婚してしまったら、
憲法違反になる、と牧太郎氏。

また、別の方が草案の102条に
「すべての国民はこの憲法を尊重しなければならない」とある、と
教えてくれました。

ここでとても大事なこと。
憲法とは国が守るべき約束事なのです。
そして、法律は国民が守るべき約束事です。
どなたが草案を作られたのか、
この基本認識があいまいで、憲法と法律を混同している。

友人が上の条文を添削してくれました。
「国は家族が安心して暮らせるように努めなければならない」
102条は主語、すべての国民、を、国家や国家公務員は、とする、と。

う~ん、この国はどうなるのでしょう。
もうわたしは老人だけれど、
これからの若い人のために憲法は変えてはいけません。