熊が人を襲っている。
餌がなくて、山里に降りてくるのだと言う。
私の近辺には熊はいないが、蜂や蛇や蚊がいる。
雨間に、青紫蘇をつまみに庭に出た。
短時間だからと、長靴だけはいて、長袖は省略した。
足も、腕も、蚊に刺されて痒い
見れば、子どもの蚊のようで小さい。
腕を振り払っても、必死に食らいついてくる。
少し摘んで、慌てて室内に帰る。
「リドメックスコーワローション」を塗るが、まだ痒い。
昨年あたりから、異常な気候で作物が不作続きであった。
庭のトマトはまだ小さいのに、色づいたと思うと割れてくる。
無花果も、色づき始めて柔らかくなったかと思えば、鳥がつつきに来る。
今年は、ミカンの花がほとんど落ちて、小さな実が7個ほどしか残らなかった。
大きなレモンの木の花は、全滅である。
肥料や水やりをしても、駄目だった。
山ではさぞかし不作が響き、動物たちは死活問題だろう。
かといって、我々人間も生き残りをかけて、自衛しなければならない。
自然の摂理と言うものである。