歳を経て、分かる事 | baabapapa2のブログ

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田舎の老夫婦の年金生活です。

小説と同じで、若い時と年を経てからでは、受け止めが変わってくることもある。

 

以前、A先生とB先生がいた。

 

経歴は、同じくらい立派な方たちであったが、成績のつけ方が違っていた。

 

A先生はともかく人当たりが良く、学生の事情や願いを聞いて、あっさりと成績に反映させていた。

 

B先生は曲がったことや不正が大嫌いで、学生の努力や能力に対して厳正に評価していたから、A先生の人気取りのような成績の大安売りには強く反発していた。

 

とうとう、不満が高じてB先生は、退職してしまったという。

 

 

私なら? 退職はしないだろうな。

(私も正義感は強い不器用な方なのでB先生の気持ちはよく分かるし、成績をつけるとしたらきっとB先生と同じであろう。しかし、収入まで失うことは、生活の大きな痛手でしょう?私だったら、A先生のやり方は〝人は人だから〟と、割り切ってスルーするわ。)

 

でも、最近になってA先生のやり方は〝人生の達人〟だったのねと思えて、肯定するように変わってきた。

 

仕事で一番嬉しいのは言うまでもなく「人事」で評価される事であり、学生においてはそれは勿論「成績」なのだから。

 

歳をとると、考えや見方が変わると言うか、見えてくることもあり私は未熟だったのだとは思うが、その頃の私も否定はしない。