「SFで想像された未来は、ほぼ実現する」と、どこかで読んだ。科学技術に関しては、ほぼそうかもしれないな、と思う。

 

アメリカのドラマで以前から描かれていた“”黒人大統領”は実現した。”女性大統領”はまだだけど。

 

 

以前見たこのドラマはすごかった。”いい人”は政治家として成功しないのだな、と実感した。

 

 

 

 

 

最終的に女性大統領が誕生するのだけれど、”非情”が武器となる。

 

 

ドラマの内容はかなり忘れたが、一つだけ強烈な印象が残った部分がある。

 

ロシアのP大統領と思われる人物「日本はいい自動車を作るから、日本を手に入れたい」

 

ドラマとはいえ怖い!

 

 

野木亜紀子さんの脚本を追いかけて、次のドラマを見た。私でも「逃げ恥」という言葉を聞いたことがあるぐらいだから、今さらなのだが、ものすごく面白かった。

 

 

 
 

 

 

家事に金銭を払う契約結婚。もしかしたら将来、いろんなことにしばられる結婚が面倒な男女の間で、こういう形も生まれるのかもしれない、と思った。

 

もちろん、男女が同居するわけで、子供のことも考えないといけないわけだから、そんなにうまく、ことは運ばないだろうが。

 

 

”二人が最終的に結ばれるのかどうか、はらはらさせる”ラブコメとしても面白い。

 

ただ、”結ばれておめでとう!”というだけではなく、その後を描いた最後の2話が秀逸だった。

 

 

契約結婚として「家事労働に金銭の対価を払う。土日は休み」というのは、365日休みなしの主婦にとっては、拍手を送りたくなる。「(金銭的にも、社会的にも)家事労働が全く評価されない」から、女性(ときに主夫の男性)自身も自分を評価できない。

 

”やりがい搾取””好き搾取”という言葉も、私には新鮮だった。やりがいのある仕事だから低賃金でもOK。愛情があるから家事を(無償で)がんばれるはず。

 

最近のことは知らないが、以前は”奥さんの愛情たっぷりの食事(お弁当)”なんて言葉が普通に使われていた。私は、家事がしんどくてたまらなくなったときは、「これは仕事だ!」と自分に言い聞かせて、自分を鼓舞していました!

 

 

ちなみに、年をとった今の私は「家事ができる間が華なのだ。(家事ができて)ラッキー!」と思うようになった。身体をこわしたり、認知症になると、それもうまくできなくなる。

 

また、特別何も用がない日でも、買い物、料理、洗濯、時に掃除、という”きょうよう(今日用)”は毎日ある。段取りを考えて、多少頭を使う。

 

定年後、家にいても、自分の食べたい料理も作ることができない高齢男性をかわいそうに思う。