やっぱり、あまり昔のTVドラマというのは、少し違和感を感じたりする。昭和ぐらい離れていると、「人がどこでも、たばこを吸っている」場面を「あのころは、こんなだったなあ」と受け入れて、妙になつかしい。

 

しかし、若い出演者がもつ携帯が二つ折りのガラケイだったりすると、その中途半端さに違和感を感じたりする。ここ10~20年ほどの携帯、SNSやYouTubeなどの進化はすさまじい。

 

もちろん、出てくる小物だけでなく、時代時代の世間の考え方というのも変わってきている。

 

TVドラマが時代を超えて生き残る、というのはかなり難しいのかな。はやりの小説が、時代とともに、どんどん読み捨てられ、忘れ去られていくように。

 

 

 
 

 

 

この本は、2019年から2022年までのドラマについての考察なのだが、昔のドラマにも触れている。私が日本のドラマを見るようになったのは最近なので、知らないドラマばかりで、「時代を映す」説明はピンとこなかった。

 

しかし、本に出てくるドラマの中で、まず次の2つを見たくなった。

 

大正解だった! 今さら、というぐらい当時ヒットしたのかもしれないが。

 

 

 
 

 

 

最初の方で、遺体の司法解剖があるので、少しひいたが、10話のドラマはどれもすばらしかった。

 

事件は一話ずつで完結するのだが、UDIラボ(不自然死究明研究所)のメンバーはそれぞれ秘密をかかえていて、それが次第に明かされていく。

 

死を扱ってはいるが、主人公の法医学者ミコト(石原さとみ)などがすごく明るくて、笑える場面も多い。

 

 

 

 

2020年。架空の警視庁第4機動捜査隊の面々が活躍する。第1話を見たときは、自分に合わないような気もしたのだが、第2話以降はドはまりした。


1話ごとに完結するが、連作短編のようにつながりはあり、次第に登場人物たちの秘密が明かされる。この点や、現代の社会問題がかかわってくるところは「アンナチュラル」と似ている。

 

脚本家はどちらも野木亜紀子さん。覚えておこう。

 

 

主題歌は米津玄師さん。

 

「アンナチュラル」 Lemon   「MIU404」 感電

 

ついでに、朝ドラも

 

「虎に翼」 さよーならまたいつか!