だんとつで、今も昔もメリル・ストリープだ。それほど面白くない映画でも、この人が出ていると、とりあえず見て損した感はない。
この映画は、BS NHKを録画して見たが、面白かった。
メリル・ストリープ、、ジュリア・ロバーツ、カンバーバッチはじめ、見たことのある俳優さんたちばかりが登場する豪華なキャスト。
父親の失踪、死亡を機に、子供や孫たちがアメリカの田舎の実家に集まる。母と娘の間で口論が続く。その口論の中で、家族の歴史がわかる。主に負の歴史だ。
親子の間の愛情と反発。姉妹との確執。
母(メリル・ストリープ)はガンを患い、痛み止めの中毒になっている。都会に出た娘たちと、地元で母のそばにいる娘。
最初はイヤな女に見えた母親だが、彼女のかかえているネガティヴな過去が次第に明らかになっていくにつれ、違った人に見えてくる。
ほとんど家の周りのシーンなのだけれど、俳優さんたちの演技力のおかげで、飽きずに見ることができた。
邦画では、先日、日本アカデミー賞で、安藤サクラが最優秀主演&助演女優賞をダブル受賞した。この人の「万引き家族」での演技に圧倒されて以来、安藤サクラが出ている映画はとりあえず見たくなる。アマゾンプライムで見たのは、
メッセージ性の強い社会派の映画だ。
結婚した相手の男性が事故で亡くなる。男性の家族を呼ぶと、その男は全くの別人だとわかる。男は一体何者なのか?
サスペンス性もあり、面白かった。主演は妻夫木聡だけれど、脇役の演技も見ごたえがあった。
私は、海外映画が好きで、これまであまり日本の映画を見なかったのだが、今回日本人俳優の演技に感心し、邦画をもっと見たくなった。