私は、他人の霊魂話は信じないが、自分自身が感じる不思議な現象は受け入れる。

 

ババモンが亡くなったあと、丸一日ほどは、ババモンの霊魂が私のそばをただよっているような気がした。葬儀が終わると、ババモンの遺影を飾るから、ホームや病院にいたときより、私と一緒に暮らしている感じがする。

 

 

ババモンは、まだ元気なときに「遺影用の写真を(写真屋さんで)撮っとくわ」とよく言っていたが、結局せずじまいだった。

 

ババモンの遺影は、葬儀屋さんが、私のスマホの中にあった、5年ほど前のお正月の家族写真から作ってくれた。もう認知症などで私は大変なときだったが、伸ばしてくれた写真は、ババモンそのもの、という顔をしている。

 

 

その遺影写真が、今私をおびやかしている 笑。

 

いつも私を見ている気がするのだ。

 

パッと見には、いつもの少し心配そうな顔に見える。でも、私が笑顔でいると、ババモンの写真も笑顔になる。これは、心理学で説明できることなんだろうけど。

 

とにかく、ババモンに手を合わせるときは、私は笑顔を作る。そうでないと、ババモンの写真を見られない。普通に遺影の前を通りすぎるときは、そちらを見ないようにする。

 

今もなお、ババモンを恐れる娘です。

 

 

介護ブログはここで一応終了し、次回からは「60代バーバばばあの本棚」(仮)というタイトルで、ぼちぼち書いていく予定です。よろしくお願いいたします。