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中国漁船団が大接近 水産庁側、危険回避で撤収

水産庁の取締船「白萩丸」(水産庁提供)
水産庁の取締船「白萩丸」(水産庁提供)

 鹿児島県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で11月、水産庁の取締船「白萩丸」から立ち入り検査を受けていた中国漁船が同庁職員12人を乗せたまま半日以上逃走した事件で、漁船を追跡する取締船に多数の中国漁船とみられる船団が接近していたことが27日、同庁への取材で分かった。漁船団と対峙すれば、船舶事故など大きなトラブルになる可能性があるとの判断から、取締船は職員らの収容を優先せざるを得なかった。

 

 政府関係者や水産庁によると、中国漁船は11月5日午前10時ごろ、外国人の違法操業を規制するEEZ漁業法違反容疑で同庁職員が立ち入り検査を始めた直後に漁を再開したうえ逃走。取締船が追跡して停船を求め続けた。この間も漁船に乗り込んだ職員12人は立ち入り検査を続行していた。

 

 さらに応援要請を受け、同日夜に合流した海上保安庁の巡視船も停船を要請していたところ、数十隻の中国漁船とみられる船団の接近が判明した。当時は夜を迎え周囲は暗闇で、多数の漁船員らとトラブルになれば危険な状況となるため、取締船は立ち入り検査中の職員らの安全確保を優先し、漁船に検査の中断を伝え、漁船側は接舷に応じ、取締船は職員を収容した。

 

 漁船は日本のEEZから日中両国が操業できる中間水域に逃走。この海域では強制的な検査は行えず、職員は船長らに任意聴取を行ったが、当時は違法操業を裏付けられなかった。船長らは違法操業を否認。一時、取り締まりに激しく抗議したが、暴行などはなかったとしている。

 

 外務省によると、問題を受け11月7日、中国側に「停船命令を無視し、わが国の当局者を危険にさらす行為」と厳しく抗議し、違法操業の証拠も示して調査を要請。中国漁船による違法操業が続いているとして再発防止を求めた。水産庁が平成29年に行った立ち入り検査24件のうち、中国漁船が19件を占める。

 

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立憲民主・阿部知子衆院議員が辺野古で抗議活動中に「排除」される

 

 立憲民主党の阿部知子衆院議員が、政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設のため名護市辺野古沿岸で始めた土砂投入への抗議活動中、座り込み行為が道路交通法に抵触するとして警察官から排除されていたことが27日、分かった。阿部氏に同行していた関係者が明らかにした。

 

 関係者によると、阿部氏は25日午後2時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前での抗議活動中、2人の警察官に両腕を抱えられて別の場所へと移動を促された。関東、関西などから集まった約30人とともに座り込み活動をしていたという。

 

 阿部氏は27日、産経新聞の取材に対し「暴力的ではなかったが、強制的に排除された。問答無用で土砂を搬入するのは法治国家ではない」と語った。

 

 沖縄県警は「事実関係を確認している」と説明している。