123年ぶりに「芭蕉図」9面…京都・龍安寺 | にゃんころりんのらくがき

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123年ぶりに「芭蕉図」9面…京都・龍安寺

 

             龍安寺に戻った襖絵「芭蕉図」(21日午後、京都市右京区で)=長沖真未撮影

 

 

 石庭で知られる世界遺産・龍安寺(京都市右京区)は21日、123年前に流出した17世紀初めの

 

 

ふすま絵9面を買い戻したと発表した。来年1月10日~6月10日に一般公開する。

 

 1606年に織田信長の弟、信包

のぶかねが建立した本堂(重要文化財)にあった92面の一部で、金地にバショウを描いた「芭蕉図」。作者は寺の伝承では狩野派とされるが、海北

かいほう派との説もある。
明治初期の廃仏

毀釈

きしゃくによって龍安寺が衰退し、1895年(明治28年)に九州の炭鉱王、伊藤伝右衛門に売却され、英国の美術商らに渡った。芭蕉図は、所有していた静岡県の美術品収集家が売却の意向を示し、寺が買い戻した。金額は公表していない。

 

 龍安寺は2010年にも他の6面を買い戻し、計15面が戻ったが、残りの大半の所在は不明という。

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