競馬の「日韓対決」は日本が韓国に「圧勝」 | にゃんころりんのらくがき

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韓国馬が地元G1で日本馬にボロ負けする理由

競馬の「日韓対決」は日本が韓国に「圧勝」

山本 智行 : 共同通信社記者 著者フォロー

2018/11/25 5:50

 

コリアカップでは、日本では6連敗中の日本馬ロンドンタウンが2着の韓国馬に15馬身差の圧勝。韓国の競馬ファンはこの衝撃の差をどう受け取ったのか(写真:有田徹)

 

日本の中央競馬は秋のG1競走真っただ中だ。いよいよ11月25日には今年38回目を迎えるジャパンカップが行われる。その後は暮れの有馬記念、ホープフルステークスまでビッグレースが続く。そんな中、お隣の韓国ではひと足先に国際競走「コリアカップ」「コリアスプリント」が開催され、日本馬が連勝。日韓の大きな力差が改めて浮き彫りとなった。山本智行氏が隣国の競馬の舞台裏を取材した。

◇日本で6連敗中の馬がソウルで15馬身差圧勝の衝撃

韓国人競馬ファンやKRA(韓国馬事会)は相当がっかりしたのではないか。少し前の話になるが「コリアカップ」として知られ今年第3回を迎えた「韓国国際競走」は9月9日、快晴のソウル競馬場で開催された。

 

「コリアスプリント」(韓国G1、ダート1200m)こそ、日本馬モーニン(牡6=栗東・石坂正厩舎)と香港馬による激しいたたき合いとなったが、メイン競走で最も盛り上がるはずの「コリアカップ」(韓国G1、ダート1800m)は想像を絶するワンサイドだった。連覇を狙った日本のロンドンタウン(牡5=栗東・牧田和弥厩舎)が、2着の韓国馬になんと15馬身の大差をつけ、圧勝してしまった。

 

これで日本馬は、上述の2レースにおいて過去3年(計6レース)でなんと5勝の荒稼ぎだ。特にロンドンタウンはソウルの水がよほど合うのだろう。日本では6連敗中だったものの、ここではまるで水を得た魚。欧米勢も一流馬は参戦しておらず、昨年のこのレース以来の勝ち星を楽々と挙げた。

 

しかも、1分50秒6の走破時計は自身が昨年マークしたレコードタイムを0.1秒塗り替えるもの。岩田康誠騎手は「ハナを切るつもりだったが、主張する馬がいたので2番手に。ペースが遅かったので迷わず行った。馬なりで無理はしていないのに、この時計。馬を褒めてやりたい」と向こう正面半ばからの超ロングスパートを振り返った。

 

直線はまさに独壇場だった。ソウル競馬場には世界最大級の長さ127メートルもある自慢の超大型ビジョン「127」が設置されているが、岩田騎手が後続の動向をチェックしようとしたところ、ロンドンタウン以外は何も映っていないという皮肉な結果になった。

 

あきれるほどの着差にレース後、微妙な空気が流れたのは言うまでもない。韓国メディアの質問も日本馬の強さについて集中した。岩田騎手も「なぜ、日本馬はこんなに強いのか」と聞かれ「歴史がありますし、まだまだ強い馬もいるので……」とこのときばかりは喜びを抑え、牧田調教師も「ここまでの差は予想していなかった。ちょっと開きすぎですね」と質問者を気遣った。

 

衝撃の15馬身差。これには、日韓の施行者も複雑な思いを口にした。JRA側は「正直、日本馬と好勝負するには、もう少し時間がかかりそうですね」と同情的。本音は「まだまだ」ではなかったか。実は今回の招待馬の選択にあたって、KRAは舞台裏でJRAを通じ、ロンドンタウンよりレーティングの高いケイティブレイブ陣営に対し「出走を見合わせてほしい」とやんわりと要望を出していた。

もうひとつのビッグレースでも日本馬のモーニン(右)が接戦を制し戴冠(筆者撮影)

 

もちろん、KRA側はすでに国際化へ舵を切っている以上、簡単に後戻りはできないという姿勢だ。「一部の調教師からは国際競走をやる意味があるのか、という意見がある。ましてや今回の着差を受け、廃止論が出やしないかと心配です。しかし、まだ3回目。いまやめるわけにはいかないでしょう」と悩ましげだった。

◇撤退はせず、KRAは完敗を認め「強い馬づくり」へ

幸い、レース後、大会を主催したKRAのキム・ナクスン会長の方針にはぶれがなかった。今年の国際競走は昨年より2カ国増え、過去最多となる9つの国と地域が参加したことを歓迎。改めて”強い馬づくり”と国際化を進めていく号令を発した。

 

「残念ですが、私たちは競馬『パート1』国と『パート2』国の違いを認めなければいけない。しかし、撤退は考えていません。次のコリアカップへ向けて、今回の結果を韓国競馬の発展の好機ととらえ、世界の競馬先進国から優秀な種牡馬を導入し、より一層、国際競争力を高めていきたい」

 

これまで日韓間では日本側から種牡馬の寄贈はあったものの、競走馬の交流に関しては、国内の馬産保護の目的で制限を設けており、輸出入に関しては停滞したままだった。

 

また、交流競走も地方の南関との間で行われたことはある。だが、JRAとの間では中山競馬場での「韓国馬事会杯」や小倉競馬場での「釜山ステークス」などの交換競走を実施しているだけで、実質的な人馬の交流はなかった。

 

キム会長はこの点にも言及「これまでは馬の移動、輸出入に関しての取り決めや交渉は困難な面もあったが、機会があれば、積極的に話し合いたい」とオープン化を示唆。関係改善にも前向きな姿勢を示した。これを機に、今後はファンが望む国際競走の相互馬券発売などに進展があれば、日本の競馬ファンにとっても朗報だ。

 

さらに、キム会長は2023年に韓国南東部テグの近くにあるヨンチョンにソウル、プサン、チェジュに続く「第4の競馬場」をオープンさせることを改めて明言した。このプランは以前からあり、政権が代わるたびに浮上しては消えていたが、どうやら本腰を入れるようだ。

一般席。「オヤジゾーン」が残っているのは日本とよく似ている(筆者撮影)

 

「収容5000人規模の比較的コンパクトな競馬場になりますが、新たにレーストラックを造ることで馬産をさらに振興、拡大させ、需要を増加させていく考えです」

 

KRAのトップが本気になっているのはいい傾向だ。しかしながら馬産振興という点で、ひとつの足かせになっているのが日本人オーナーに対し、狭き門になっているところだ。韓国競馬の賞金は比較的高く、預託料はそれほどでもない、というのが通説だ。

 

にもかかわらず、韓国競馬の馬主資格を取っている日本人オーナーはいるにはいるが、現状は10人に満たない。なぜなら「韓国産馬を最低5頭所有すること」という規約がネックになっているためで、ロンドンタウンの薪浦亨オーナーも「韓国競馬は魅力的なので、KRAの馬主になって日本馬を走らせたい気持ちはあるが、韓国の馬を5頭持つのはリスクがありますよ」と話す。

◇ジャパンカップもかつては「外国の草刈り場」

しかし、今後、馬産振興を促し、「本当に強い馬づくり」を目指すのであれば、このあたりの条件緩和も必要になってきそうだ。また、これまでも日本から韓国に渡った種牡馬は数多く、韓国競馬のレベルアップに少なからず貢献してきたが、いまや世界でもトップクラスになった日本馬の血を本格的に導入することは、韓国側にとって急務とも思える。

 

また質の向上は当然ながら、底辺拡大も必要だろう。現在、ソウル競馬場に在厩している馬は1300頭。年間のサラブレッドの生産頭数も1300頭程度だという。これは、7000頭前後の日本と比べ、開催規模(毎週金曜~日曜日で2カ所)を考えても、質量ともに見劣る。KRAに聞くと「日本の馬は高いから韓国のオーナーは消極的」とのことだったが、これまで以上にウマはもちろんヒト、モノ、カネといったあらゆる面での日韓交流が不可欠になるのは言うまでもない。

 

ー以下省略ー

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>「これまでは馬の移動、輸出入に関しての取り決めや交渉は困難な面もあったが、機会があれば、積極的に話し合いたい」

 

>もちろんヒト、モノ、カネといったあらゆる面での日韓交流が不可欠になるのは言うまでもない。

 

もしもし?何を仰ってるんですか~?

イチゴもさつまいももブドウも和牛も盗まれたんですよ。

茶道も折り紙も空手もみんな盗んでおいて「起源は韓国」。

和牛も盗んでおいて日本が盗んだと言い掛かり。。。

仏像も返って来ないですよね?

 

日韓は交流じゃなく「断交」こそ必要なんですよ~。知らなかった?