写真はロシア軍だが機能は同じで、これを数千発同時発射できる。
引用:http://novasloboda.ba/wp-content/uploads/2015/08/ide20-631x427.jpg
北朝鮮軍はソウルを射程に収める位置に、ロケット弾1万発を配備しました。
1万発を打つ尽くすのに必要な時間は僅か30秒で、10分で再装填して再び発射可能だという。
ロケット弾1万発をソウル周辺に配備
北朝鮮は韓国との国境にあたる38度線や、ソウル近郊に数先発の火砲を配備していました。
最近ソウル周辺の軍備をさらに増強し、1万発の砲弾を追加配備していると、韓国メディアが伝えています。
1万発は弾薬庫に備蓄してある砲弾の数ではなく、ボタンを押せばすぐ発射できる砲門の数です。
新たに配備されたのは小型のロケット砲約300基で、口径122mmの砲弾を30から40発同時に発射できる。
これだけで優に1万発を超えるので迎撃などは不可能、威力は小さいが一般市民が標的なので問題ないという。
これがソウルに向けて発射され、単純に1発で10人の被害とすると10万人、ソウル市民の1割以上が被害を受けるでしょう。
新型ロケット砲はサーモバリック爆弾やりゅう弾を装填できるとされているが、それぞれの特徴はどんなものでしょうか。
サーモバリック爆弾は気化爆弾で、着弾すると爆発的な気化が起き、広い範囲が高熱に晒されます。
気化爆弾はアメリカ軍がイラク戦争などで使用して「核兵器を使用した」と相手が誤認したほどの威力を示しました。
りゅう弾は内部に火薬と共に金属片などが詰まっていて、爆発すると周囲に金属を撒いて負傷させる。
装甲を貫通させる徹甲弾や戦車用砲弾に対して、歩兵や市民を標的にしています。
誘導装置のないロケット弾の場合、遠距離から打つと照準が定まらないが、広範囲に適当に打つには適しています。
砲弾は製造・運搬とも簡単で、金属片を広範囲に撒き散らし、被害を拡大させる。
引用:http://army.lv/large-photos/bm-21.20804.jpg
防御不可能な短距離ロケット弾
対する韓国軍は、このロケット弾による市民攻撃を防ぐ手段を持っていません。
韓国軍も火砲や戦車、戦闘機などを保有していますが、それらは反撃用で防御する事はできない。
仮に南北で戦争が勃発して最後に韓国軍が勝つとしても、最初の1時間でソウルは壊滅するでしょう。
北朝鮮はBM11、BM21、 M1992、M1993の4種類のロケット砲を配備し、いずれも30秒以内に全弾発射できる。
1発ずつ少し目標を変えても、5秒に1発の間隔で発射でき、車両搭載型で発射後は移動して消えてしまう。
発射後は10分で装填完了し、また30発から40発を発射して移動、これを延々と繰り返す事ができます。
元々はソ連、ロシアから供与された兵器を独自に改良したと考えられます。
この手の兵器が始めて大規模に使用されたのは、第二次大戦の独ソ戦で、カチューシャ砲が大打撃を与えました。
その後ドイツはソ連軍に包囲されて10万人も捕虜を出す大敗を喫し、大戦の敗北が決定的になりました。
現代の韓国軍の戦車はロケット砲程度では破壊出来ないが、ソウル市街や軍事施設を広く攻撃するのに適している。
軍事施設といっても全て3メートルのコンクリートで覆われている訳ではないので、被害は免れないでしょう。
旧型ロケット砲が射程約20キロに対して新型は40キロなので、2重に配置できます。
ソウルから境界線までは中心部でも30キロ、周辺部では20キロ以下なので、新型ではソウル全域が射程に入る。
口径240mmの多連装ロケット砲は射程64キロで、さらに射程300キロの大型多連装ロケット砲も開発しています。
しかも兵器はロケット砲だけではなく、自走砲や迫撃砲など千基以上が周辺に配置されています。
これらの兵器は大型ミサイルの「ノドン」「テポドン」より安く、しかも射程が短く速度が速いので迎撃はほぼ不可能とされています。
ソウルがなぜこんな場所にあるかというと、元々は大和(日本)の同盟国の百済の首都でした。
1395年に李氏朝鮮が首都にした事で朝鮮半島の中心地になり、南北分断後も首都として使用しています。
日韓併合後に日本も首都機能を京城(ソウル)に集中させたので、ソウル以外に首都を建設するには、ゼロから作り直す必要がありました。
ソウルは極めて防御しにくい都市ですが、攻め込まれた時の防御は脆弱とされています。
===========================================
そもそも“無慈悲”口撃が得意な国から20km~60kmのところに首都(人口1000万強)を置き続けるって、、、
日本憎し(逆恨み)で休戦中なのをすっかり忘れてる?
しかも、↓高層マンション群は国境より20km地帯に多いとか?
まあ「頑張ってください」日本は助けませんけど。
危機に備えて、在韓日本人は一刻も早く帰国されますように。
その時襲ってくるのは“北”だけとは限りませんから。。。