戦国時代、秀吉が殆ど天下統一を成し遂げた頃、

名古屋山三郎(なごや さんざぶろう)と言う京都に住んでいる町人がおりました。






姿を現すと、その見目麗しい顔立ちに人だかりが絶えなかったそうです。

ある時、信長や秀吉に重用された
大名、蒲生氏郷(がもう うじさと)がそれを見かけたら、まるで美少女がいたと勘違いして、部下に命じて京都中を探させて、嫁に迎えようとしていた。

蒲生氏郷

本人は「私は男でございます!」
と答えたので、名古屋は小姓に取り立てられた。

しかし、この男はただのイケメンだけでは無く、槍を習い、その腕は古今武無双の強さとなり、戦場でも何度か一番槍で武功を何度も遂げたと言う。

別の意味で、戦国大名の間で名を馳せ、戦国大名も一目見ようと彼の姿を探したそうな。