バートランド・ラッセル博士は1950年にノーベル文学賞を受賞したイギリスの哲学者、数学者、社会学者で多彩な人物であった。





産業革命以来の世界の覇権を握ったイギリスで、資本家が労働者を効率で忙し過ぎる状態に追い込んで、人間らしい生活を奪ってしまった悲劇を追求して、今の価値観に近い論説を数多く述べている。



 


機械化により産業は効率が何倍も良くなったが、労働者は8時間の労働が半分の4時間になる事は無く、逆に労働時間が延びてしまい、それ以上の労働時間を強いられる事になっている。


産業は製品をどんどん造り増やす事で、利益が増えると目論んで、益々増産したが、需要以上に製品を造り逆に余ってしまっている。



売れない製品を企業は抱えてどう掃かせるかで悩み、労働者は増え続ける労働時間でゆとりがなくなった。


幸せになる筈の方程式が完全に崩壊したのが現在の社会状況であり、これは大失敗だった。


むしろ、労働時間を半分の4時間程度にして、全ての人々が、人生を楽しめるようにしないと、経営者も労働者も幸せには成れないだろう!

との論説を中心に上げていた。


まさにその通りに成ってしまい、利益ばかりを追求する資本家や経営者、労働時間に制約されて社畜に成ってしまい、ゆとりの無い労働者ばかりになり、不幸の連鎖が今でも続いている。


本の概要はここ

https://youtu.be/g6aWqt4SkqE?si=wGOm-uq4603p6TbE 


ゆとりのお風呂で身心を開放しましょう