セルロースナノファイバー【CNF】という日本の新素材が世界で注目されているようです。



セルロースとは植物の細胞壁である細胞を守る非常に固い物質で、植物繊維と言うことです。

人間が生野菜を食べても消化仕切れず、スープで煮込んでやっと植物のビタミンやミネラルを吸収出来るぐらい強いのです。

そんな植物繊維を特殊加工して、新たな繊維素材が日本で研究され実用化しようとしています。



自動車ではカーボンファイバー、炭素繊維を利用して車体が作られている場合がありますが、これは石油由来から作られた繊維で地球環境には優しくありません。

脱石油素材として、簡単に地球環境に帰す事が出来る安全なセルロースナノファイバーは、木の多い日本なら材料に困る事はありません。

このスポーツカーですが

ボンネットやドアのほか、内装の一部に大王が開発したCNFシート成形体を搭載。ドアミラーには減プラスチック化が期待されるCNF複合樹脂を使用している。

カーボンファイバーより軽く、省エネにもなり、他の製品などの実用化が進めばプラスチック素材からも脱却する事が出来ます。