ロシアではアナスタシアやその夫や協力者達の尽力で、希望する国民に1ヘクタール(100×100メートル)のシベリアの土地を無償で与える法案が成立し、自己栽培での農業を仕事とする人が増えて来ています。


アナスタシアには不思議な能力があり、未来を映像で見せるのですが、本の筆者である夫ウラジミールにロシアの未来を見せてそれに関してシベリアの杉第5巻に書かれてます。



シベリア地方だけだった土地無償供与が議会でロシア全土で可能になり、その自己農業栽培に携わる人が三千万人にも達し、食糧は完全に自国生産可能になっていた。


家で不必要になった作物を販売しても税金が掛からないので、彼らはお金の面でも豊かになる。


政府も農地供与に寄って、会社勤めに向かないので失業していた人間が居なくなり、失業に対する保障が必要無く、免税措置を取っても財政は潤った。



面白いのはダーチャと呼ばれる自作農家の土地に関しての意識が大きく変化し、その場所辺りでの野生動物達との関わりが全く変わった関係になっていた。


動物を狩ることを止めたので、世代を追う毎に野生動物は人間に安心して接するようになり、リスは勿論だが、熊まで親しくなる者もいるそうだ。


春に冬眠から目を覚ました熊は、真っ先に親しくしている家に行き、人間から良く来たね!とばかり誉められ撫でられるのが最高の喜びだと思うようになった



ペットの犬猫と同じです。

それどころか人間の手伝いまでするようになる。


倒れた大木をどかしてくれたり、蜂蜜たっぷりの蜂の巣を持って来てくれ、子供達には熊が美味しいベリーがある場所まで案内すると言う。


まさに自然と動物と植物との共生、理想そのものがロシアに現れて来て、世界中から注目を浴びるようになる。