第二次大戦後、日本の学校で教えなくさせられて来たものの中の、一番肝心な事は
国体
地政学です。

国体は国家体制と言います。


その国家が何を根幹として成り立っているか?

を表します。

アメリカなら軍事国家
世界の軍事費の30%もの予算を使い
軍の力で持って他国を圧倒し関与する力があり、まるで暴力団並みの恫喝で持って
自国を有利に導きます。

これはトランプが大統領になってすらも
何ら変わりありません。

彼は戦争を嫌いますが、貿易交渉に見られるように威嚇的なのは伝統の成せる技です。



中国は共産党国家です。
しかし長年漢王朝とか明、清とかの
王朝支配をしていましたから
一番の権力のある支配者、
皇帝支配の構造であり、
共産党国家設立時の毛沢東や、現在の習近平国家総書記が皇帝のような独裁体制を取る特徴があります。



日本は天皇が一般の人より一歩秀でて
神からの信託を得て統治する形です。

天皇陛下の言う陛下とは
八百万【やおよろず】の神々に通じる階段の下に居て、神々の言葉を聞くので陛下となります。

何千年もこの天皇制が続いていたのは、
神々に祈り、言葉を授かる役割があったので、
実際の時の支配者でも格の違いがあったから手を出せなかったからです。

日本が戦前のように天皇を中心として
国民がまとまると日本が強い国となるのを恐れてアメリカが天皇の統治権、支配権を奪い
象徴としました。

象徴だけにされても、日本人が天皇を敬う伝統は変わっては居ませんね。
国民の心に染み付いています。


朝鮮半島は李氏が王朝支配を500年以上も続けていましたので王朝国家と言えます。

韓国では大統領がコロコロ変わり、
元大統領が悲惨な運命の結末になるのは、
大統領制度を認めていないからです。
国体が無いから大統領になると後が大変。

どこの馬の骨かわからない北朝鮮の金一族でも
確固たる王朝支配が出来るのもその歴史があるからです。

北朝鮮主導で韓国と合併する予測が産まれるのもその国家体制からです。

世界は沢山の国々がありますが、
国体に依ってその国の特徴が現れるのです。