無になった感情のなかに | FEEL GOOD 夢見るバレリーナの日記♪

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自分を輝かせる努力をしながらその輝きを伝染させられるような、感動を与えられるようなダンサー、講師になれるようがんばります。

私のblogを読んでくれた人たちにたくさん良いことが訪れますように♥

緊急事態宣言が出され
外に出ないで過ごした二ヶ月間。
皆さんはどのように過ごされましたか?


バレエ界だけではないですが、
バレエの公演はほとんどが中止、または延期になりましたね。



外出自粛初期は
4月に予定していたのBALLET TRADITIONの公演
ジゼル全幕公演が、6月に延期になり
その延期がモチベーションを保つきっかけになっていましたが、それも再延期に。

未だに日程などの目処がたたないみたいです。






また、所属している東京シティバレエ団は
7月に新国立劇場オペラハウスでの白鳥の湖をやる予定でした。
私は3幕のスペインの躍りを踊らせていただく予定で、とても嬉しく楽しみにしていましたがこちらは中止に。





どちらもわかっていたことですし、仕方ないことだとわかったいるのですが、
悔しいとか悲しいというより
心の中で燃えていたものが消えたような
なんだか『無』の感情になりました。



しかし   
このような事態になって
バレエが出来ないのは辛いけど
なによりも家族の命が大事。    

私にとって本当に大切なもの
守りたいものがあることを感じました。


衣食住が必要不可欠で
そこにはやはり収入も必要。


世間的にも私の現実的にも
バレエは優先順位がどうしても
低くなるということを痛感したというか

認めるしかない時期にもなりました。





だけど、そんな現実を突きつけられても
私はこの二ヶ月、何を考えたかというと
ほとんどの時間が『バレエ』のことでした。



こんな期間でも私の実力を維持するには?
欲を言えば上達するには?


子供たちに
この時期をバレエ上達に有効に使わせるには?


今後教えていくうえで必要な知識は?


大人の生徒さんたちに
オンラインでもバレエを楽しんでもらうには?




つまり
私のなかのバレエに対する愛情の深さにも
気がつきました。


バレエのことを考えている時間が
幸せなのです。




『舞台で踊れない』



続々と決定されるこの現実に、わかっていたはずなのに、私の感情を無にし、モチベーションをも下げました。


もちろん、それでもいつか絶対また舞台で踊れる!と言い聞かせますが、毎日感染者が減らないのをみるとなかなかうまくいかないときもありました。


それでも、レッスンをしないでみると
私の心は病みました。


毎朝のレッスンが私の心と身体を健康に保ってくれていたのです。
たくさんのダンサーや講師たちが、オンライン配信をしてくださったお陰で、この二ヶ月、お家でのレッスンとトレーニングを毎日欠かさず行えました。





そして、今は私も教える立場にもあるため

生徒さんたちに楽しんでもらうには?

楽しく上達してもらうには?

生徒さんたちに『見本を見せられる先生』でいるためには?


このように考えることが
私のモチベーションを保つきっかけになりました。



直接指導できなかいのは寂しいときとありましたが
オンラインというツールがあるこの時代に
感謝だと思いました。

オンラインレッスンを通して皆さんとバレエができることが私は本当にうれしく幸せと思いました。



緊急事態事態宣言が解除され
ステップ2になって
スタジオで教えられるクラスも増えました。



驚いたことは
世間的に優先順位が低いことがわかった
バレエなのに

どこのお教室もバレエを辞めた生徒さんが
ほとんどいなかったことでした。


私なんかがこんなこと言うのはおかしいかもと思いながらも
私は生徒さんたちに
バレエを辞めないでくれて
ありがとう


と伝えました。



バレエはもちろん、舞台にたってこそ輝くものかもしれません。

でも!
バレエというのは
ある人にとっては
自分と向き合える時間であり
リフレッシュできる時間であり
気分転換できる時間であり

いろんな目的があることにも気がつきました。



舞台にたてる日がいつ戻るかわからなくても
私にとってバレエは私の心を支えるもので
私が私でいられるようにしてくれもので
私が唯一、伝えられることで
私が唯一、誰かを笑顔に出来るものなのかもしれない


そう思ったら
やっぱり辞められないですねおねがい



皆さんにとってバレエとはどんなものですか?