公演の際、作品のキャスッテイングをされるとき
舞台に立つメンバーのことを
ファーストキャストといい
そのファーストキャストに何かあったときに
対応するダンサーを
アンダーキャストといいます。
いわゆるスポーツだと補欠やベンチ
といったところでしょう。
サッカーの試合を見ていると
コート外でウォームアップしてる選手が
映像に写されますが
コートに入らずに終わることもあると思います。
アンダーキャストも同じで
毎回リハーサルには参加しますが
本番に立つことはないことはほとんどで
リハーサルもファーストキャストの
邪魔にならないよう角で踊るかまたは
休憩時間に空間を使ってしか
踊ることができません。
しかし、いざ代打に入ることになったときには
完璧にできないとチャンスを逃します。
なので、モチベーションを保つことが
本当に大変になってきますが
そんな時は下記のことを思って
モチベーションを保ちます。
1.この作品の1人のダンサーと言い聞かせる
実際そうなんです。
ファーストキャストが舞台に出られなくなった場合、アンダーキャストはすぐに対応できないといけません。
わかっているのですが、『明日は、女性ダンサーの●人の振りを進めます』などと言われたとき等は、
私なんて居ない者とされているように感じ、とても悲しくなるんです。
また周りの人達が、アンダーキャストを哀れに見てくるように感じてしまうんです。(実勢に哀れと思っている人もいますが、ほとんどはそんなことを思ってません!!)
で、そんな時は↓
2.選ばれなかった場合のことを考える
振付師というのは公演で自分の作品の成功をイメージして作り上げていくと思います。
なので、アンダーキャストといっても、ファーストキャストに何かあった場合、お客様に違和感を感じさせることなくすぐに対応できる人を選ぶと思います。誰でもいいと選んだりしないはずです。
もし自分がアンダーキャストにも選ばれなかった場合
『アンダーキャストはリハーサルに参加できる。チャンスがある。』と羨むはずなんです。
だから↓
3.アンダーキャストでも選んでもらった事を光栄に思い、感謝する
これに尽きると思います。
本当にいない者として扱う人も出てきます。しかし、素晴らしい振付師はアンダーキャストへの配慮も怠りません。
角で練習していてもちゃんと見てくれています。アドバイスもくれます。
なので、その気持ちも必ずくみ取る必要があります。
4.この経験は必ず生かされると信じる
チャンスを願うというと、ファーストキャストの怪我でも願うかのようで私はこの考え方が苦手ですが、
この経験は今すぐではなくとも、いつか必ずどこかで生かされると信じます。
リハーサルに参加せず帰宅するよりははるかに実力は上がります!経験値も上がります。
それがもしやったことのない踊りや動きだったら確実に自分の引き出しが増えます!!
これは確実なんです!!
今回の公演では拍手を浴びることはないかもしれない。
それでも、公演の成功を願って角で踊っていても舞台で踊っているイメージをして汗をかいて練習するんです。
いつか輝けることを信じて、どんなダンサーも毎日練習に励んでします。
毎日笑顔でいられることはないに等しいけれど、ないものに目を向けず今あるものに目を向けて信じて頑張るんです^^