鼻中隔延長が安いクリニックもありますが、値段だけで選ぶとかなり危ないです。鼻中隔延長に使う材料には、耳介軟骨、鼻中隔軟骨、肋軟骨、メドポア、PDSプレート、寄贈軟骨などがあります。
鼻中隔延長を検討するなら、症例写真より先に、軟骨の使い方を聞いてください。
その質問に具体的に答えられる医師かどうか。
使用している軟骨とその加工の仕方で手術のクオリティが分かります。
特に注意したいのが、耳介軟骨1枚、耳珠軟骨1枚だけで鼻中隔延長をしているようなケースです。
それぞれ軟骨の特徴を比較してみます。
| 素材 | 強み | 弱点 | 確認すべき点 |
|---|---|---|---|
| 鼻中隔軟骨 | なじみやすい、同じ鼻内の組織 | 量が少ない、取りすぎると土台が弱くなる | Lストラットをどれだけ残すか、修正時の余力 |
| 肋軟骨 | 強度が高い、大きな延長に使いやすい | 硬さ、ワーピング、採取部の傷や痛み | 反り対策、固定方法、複数枚補強の有無 |
| 耳介軟骨 | 柔らかい、細かい形作りに向く | 強い延長には力不足になりやすい | 延長量の限界、補助的使用か主材料か |
| 寄贈肋軟骨 | 自分の肋軟骨を取らなくて済む | 吸収、変形、感染管理、加工品質の問題 | 由来、加工法、長期症例、修正方針 |
| 動物由来素材 | 採取部の負担がない | 異種素材としての反応、吸収、変形の説明が必要 | 国内での使用実績、承認状況、トラブル時の対応 |
1枚で延長するメリットは、正直、手術時間を短縮しやすいことくらいしか思いつきませんねー。本当に大事なのは、何の軟骨を使うかではなく、どの軟骨を何枚使って、どこに固定して、どう補強するかです。
安い鼻中隔延長ほど、材料名だけで説明されがちですが、見るべきなのは素材名ではありません。
鼻のカウンセでは、どの軟骨を使うのかだけでなく、何枚使うのか、どう固定するのか、曲がりや戻りへの対策はあるのかまで確認した方が良いです。
例えば、肋軟骨のワーピング変形のテストをしないまま時短手術で移植されてしまう事がありますが、生理食塩水に30分付けて曲がりを確認するテストを行っていない美容外科ですと将来的に曲がってきます。
鼻中隔延長は、鼻先を伸ばす手術ではなく、鼻の土台を作り替える手術です。
✓安さより、設計力。
✓症例写真より、固定方法。
✓手術名より、医師の説明力。
ここを精査確認しないと、鼻フルが安く済んだつもりが、後から再手術の修正費用が1.5倍程度かかって高くつくことがあります。

