美容外科は当たり外れの差がかなり大きい分野です。SNSや症例写真が綺麗でも、それがそのまま技術力とは限りません。ここを見誤ると、普通に修正や再手術が避けられません。
まず前提として、よく見るボトックス認定医やベイザー認定医のような資格は、正直“技術担保”にはなりません。短期講習で取得できるものも多く、ダイビングライセンスに近い位置づけです。これを前面に出している医師は、実力以外で補っている可能性も疑った方がいいです。
次に重要なのが学会の違いです。ここはかなり差があります。
| 項目 | JSAPS | JSAS |
|---|---|---|
| 研修要件 | 大学の形成外科などで研修必須 | 特になし |
| 指導体制 | 形成外科専門医のもとで研修 | 条件緩い |
| 実績審査 | 手術実績の提出あり | 勤務年数中心 |
| 信頼性 | 高い | ピンキリ |
JSAPSは形成外科ベースでの厳しい審査があり、いわゆる“外科としての基礎”が担保されやすいです。一方でJSASはハードルが低く、所属しているだけでは判断材料として弱いです。さらに重要なのは、形成外科専門医の有無です。これは単なる肩書きではなく、解剖理解とトラブル対応力に直結します。特に鼻や輪郭などの侵襲が大きい施術では、この差がそのまま仕上がりと修正率に出ます。
論文ベースでも、形成外科トレーニングを受けた術者の方が合併症率が低い傾向が示されています。特に瘢痕管理や血流評価は経験差がそのまま結果に出ます。ここは感覚論ではなく、普通に外科の世界の話です。
逆にやりがちなミスはここです。
写真が綺麗、インフルエンサーが通っている、口コミが多い。これ全部、成功例に偏っています。失敗例は基本的に表に出ません。ここを根拠に選ぶと、普通に地雷引きます。
病院選びのポイント
資格よりも実務ベースで見てください。形成外科専門医か、JSAPS系か、長期症例があるか。この3つを満たす医師を軸に選ぶ方が、圧倒的に外しにくいです。
最後に一番大事な話。美容外科はやり直しが効く分野ではありません。最初の1回でほぼ決まります。ここを軽く選ぶと、時間もお金も精神も全部削られます。だからこそ、見た目の派手さではなく“地味にちゃんとしてる医師”を選ぶのが一番安全です。

