糸リフトと若年バッカル除去が危険だよねって話
糸リフト後は定期的なメンテが大変なので、コスパで考えるのが良いとして、問題はバッカルです。
若い世代へのバッカルファット除去は、美容外科医の中でも賛否が強く分かれています。
否定派の主張は構造の話です。
否定派医師が指摘しているリスク
| 指摘内容 | 実際に起きうること |
|---|---|
| 輪郭が変わる人は稀 | 皮下脂肪や骨格が主因だと変化は限定的 |
| 不自然な筋が入る | 癒着やボリューム欠損で線状陥没 |
| ムンク様変形 | 口角横のコケが強調され老化印象 |
| 若年は非推奨 | 将来の脂肪減少で過度なコケ |
| 顔の基盤脂肪 | 深部脂肪減少は修正困難 |
学会レベルでの指摘を考察してみる
バッカルファットは咀嚼筋間の深部脂肪体で、顔面支持構造の一部です。
形成外科学の文献では、若年者での過剰除去は中顔面のボリュームロスを早期に誘発する可能性があると指摘されています。
Aesthetic Surgery Journal や Plastic and Reconstructive Surgery でも、適応は慎重に選ぶべきとされています。
特に将来的な顔面脂肪萎縮との関連については議論が続いていますが、安全側に倒す意見が主流です。
要するに、誰でも小顔になる魔法の手術ではありません。
糸ディンプルとバッカル取り過ぎの見分け
| 状況 | 可能性が高いもの |
|---|---|
| 術後数週で局所的凹み | 糸牽引による一時的ディンプル |
| 無表情でも広範囲コケ | バッカル過剰除去疑い |
| 線状で硬い引きつれ | 糸固定過強 |
現時点が術後1から2週なら、まだ結論は出せません。
主治医が形成専門医かどうかは重要か
結論、かなり重要です。
顔面解剖を専門トレーニングしているかどうかで、脂肪量の判断と除去層の精度は変わります。
経験の浅い医師やいわゆる直美系ドクターでは、深部脂肪の扱いが雑になるリスクがあります。
若年の顔はまだ変化途中です。将来まで設計できる医師かどうかが分岐点です。
・若年バッカルは適応がかなり限定的
・取り過ぎは修正が難しい
・論文レベルでも慎重派が多い
最終的に差が出るのは施術名ではなく医師の設計力です。価格やSNSの知名度で決めないでください。
キラキラ美容外科医ほど地雷ですし、失敗例を掛けないように誓約書を一筆書かせている病院もタレコミが来ています。

