鼻整形で「何ミリ高くするなら自然か」問題を算出してみる~プロテーゼ、自家組織移植 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

鼻整形で「何ミリまでなら自然か」という基準はもともとの鼻の高さ・顔全体のバランス・皮膚の厚みによって変わりますが、目安を出してみます。*当然個人差があるので、平均的な日本人モデルからの算出でご理解ください。

 

日本人モデルを基準にした場合の目安

  • 3mm以内
    → 自然に馴染みやすく、バレにくい
    → ヒアルロン酸や軽いプロテーゼでよく設定される高さ

  • 4〜5mm程度
    → 顔のタイプによってはまだ自然に見えるが、横顔で変化がわかりやすくなる
    → 鼻先のデザインも同時に整えないと、鼻だけ浮いて見えることがある

  • 6mm以上
    → 多くの場合、不自然または「整形鼻」に見えやすい
    → 皮膚が薄い人はテカリやプロテーゼの輪郭が浮き出るリスク大


ポイントは「眉間〜鼻根部の高さ」

鼻を高くする手術で特に不自然さが出やすいのは、眉間から鼻根部です。

日本人の平均鼻根部高さ

  • 鼻根部(眉間寄りの鼻筋)の平均高さは約3〜4mm程度です。

  • ここを7〜8mm以上にすると、横顔で額から鼻へのラインが急になり、派手さが目立ちます。

つまり、

自然に見せたいなら+3mm以内
目立たせたいなら+4〜5mm程度
6mm以上は整形感が出やすい


  • この部分を高くしすぎると、横から見たときに額から鼻への角度が急になり、外国人風の派手顔になります。

  • 日本人に自然な範囲は、鼻根部が白目の内側(目頭の高さ)よりやや低いくらいです。


皮膚の厚みと限界

皮膚タイプ 自然に上げられる高さ
薄い皮膚(鼻筋が透けやすい) 2〜3mmが限界。4mm以上はリスク大
普通〜厚い皮膚 3〜4mmまでなら比較的安全
極厚い皮膚(団子鼻タイプ) 4〜5mmでも違和感が出にくいが、鼻先も同時に整える必要あり

バランスの確認方法

  • プロテーゼやヒアルロン酸で高さを出す前に、シミュレーションや3D画像で仕上がりを確認する

  • 顔全体を見て、鼻だけが主張していないかチェックする

  • 口元や顎とのバランス(Eライン)も必ず確認

  • 鼻根部を上げすぎないことが自然さのカギ。 
  • 鼻先を同時に整えないと、鼻筋だけ浮いて見えることがあります。

鼻整形は顔の中心部で目立つため、医師選びが結果の8割を決めると言われます。失敗しないためには「技術」「センス」「安全性」の3つを軸に確認するのが大切です。 

 

医師の経歴を必ずチェックしましょう。

  • 形成外科専門医かどうか
    → 形成外科で鼻の構造や再建手術を学んだ医師は修正にも強いです。

  • 鼻整形の症例数が多いか
    → 毎週鼻手術を行っているかが目安。月数件では経験不足の可能性大。

  • 修正手術を積極的に行っているか
    → 他院修正をこなしている医師は、失敗例を知りリスクを避ける力が高い。

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