鼻整形で「何ミリまでなら自然か」という基準はもともとの鼻の高さ・顔全体のバランス・皮膚の厚みによって変わりますが、目安を出してみます。*当然個人差があるので、平均的な日本人モデルからの算出でご理解ください。
日本人モデルを基準にした場合の目安
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3mm以内
→ 自然に馴染みやすく、バレにくい
→ ヒアルロン酸や軽いプロテーゼでよく設定される高さ -
4〜5mm程度
→ 顔のタイプによってはまだ自然に見えるが、横顔で変化がわかりやすくなる
→ 鼻先のデザインも同時に整えないと、鼻だけ浮いて見えることがある -
6mm以上
→ 多くの場合、不自然または「整形鼻」に見えやすい
→ 皮膚が薄い人はテカリやプロテーゼの輪郭が浮き出るリスク大
ポイントは「眉間〜鼻根部の高さ」
鼻を高くする手術で特に不自然さが出やすいのは、眉間から鼻根部です。
日本人の平均鼻根部高さ
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鼻根部(眉間寄りの鼻筋)の平均高さは約3〜4mm程度です。
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ここを7〜8mm以上にすると、横顔で額から鼻へのラインが急になり、派手さが目立ちます。
つまり、
自然に見せたいなら+3mm以内
目立たせたいなら+4〜5mm程度
6mm以上は整形感が出やすい
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この部分を高くしすぎると、横から見たときに額から鼻への角度が急になり、外国人風の派手顔になります。
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日本人に自然な範囲は、鼻根部が白目の内側(目頭の高さ)よりやや低いくらいです。
皮膚の厚みと限界
皮膚タイプ | 自然に上げられる高さ |
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薄い皮膚(鼻筋が透けやすい) | 2〜3mmが限界。4mm以上はリスク大 |
普通〜厚い皮膚 | 3〜4mmまでなら比較的安全 |
極厚い皮膚(団子鼻タイプ) | 4〜5mmでも違和感が出にくいが、鼻先も同時に整える必要あり |
バランスの確認方法
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プロテーゼやヒアルロン酸で高さを出す前に、シミュレーションや3D画像で仕上がりを確認する
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顔全体を見て、鼻だけが主張していないかチェックする
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口元や顎とのバランス(Eライン)も必ず確認
- 鼻根部を上げすぎないことが自然さのカギ。
- 鼻先を同時に整えないと、鼻筋だけ浮いて見えることがあります。
鼻整形は顔の中心部で目立つため、医師選びが結果の8割を決めると言われます。失敗しないためには「技術」「センス」「安全性」の3つを軸に確認するのが大切です。
医師の経歴を必ずチェックしましょう。
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形成外科専門医かどうか
→ 形成外科で鼻の構造や再建手術を学んだ医師は修正にも強いです。 -
鼻整形の症例数が多いか
→ 毎週鼻手術を行っているかが目安。月数件では経験不足の可能性大。 -
修正手術を積極的に行っているか
→ 他院修正をこなしている医師は、失敗例を知りリスクを避ける力が高い。