【目の下のクマ・たるみ取り】アメリカでヒアルロン酸注入がオワコンになりつつあるという話 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

アメリカでフィラーの流行が去ってオワコンになりつつあるという話を聞いた。

 

これは、元々ニッチなマーケットだったのだが、例話の現在の日本ではヒアルロン酸専門医なるものが現れるほどお手軽に流行りだしているのだが。

 

アメリカでのセレブリティの顔多くが、ヒアルロン酸注入の不信感をあらわにしたことが発端となっている。

 

「元の顔に戻りたい」

「フィラーを溶解した後の顔が良かった」

などが意見としてあるのですが、それ以上に、フィラー注射に代わる新しいテクノロジーがたくさん出てきたというのが大きいのかと思われます。例えばモウフィス8、ハーモニカ。ソフウェーブなどは肌のリフティングやハリ感を出すことが出来ます。

 

リフトアップの方法はヒアルロン酸注入ではなくなったことが大きいです。

 

 

そして決め手となったのは、目の下のクマ・たるみにヒアルロン酸製剤を打った症例をMRI検査をしてみたところ、2年以上前に眼窩下縁内側の窪み=ティアトラフに注入したヒアルロン酸が大量に残存していて、それが、たるみを引き起こす原因になっていたという報告がなされたのです。
 
目の下のクマやゴルゴラインを消すと言って注入されていた治療が、むしろ将来重りとなってたるみを引き起こす原因になってしまっていた訳ですね。脂肪注入でもこれは起こり得ますが。

 

メーカーのヒアルロン酸は半年くらいで吸収されて無くなってしまうというレポートは嘘だったわけです。これはヒアルロン酸注入をしたことがある人からしたら、理解できると思います。溶けていないのです。

 

つまり一度打ったヒアルロン酸は戻らないこともあるので、顔を元に戻すことができなくなってしまう例もあるんだよってことです。

 

一つの病院選びの基準としては、
・余ったヒアルロン酸を自宅に持ち帰って良い
・クリニックで保存して再度注入可能
・シリンジを冷蔵保存
・針だけを変えてシリンジを使いまわし

などの文言があった場合には、感染や汚染のリスクが発生するために地雷クリニックの可能性はあるので要確認が必要です。原則として、開封した瞬間からばい菌がついたり繁殖するリスクはあるので、開封したら速やかに使いきってしまうことはメーカーも推奨しています。なので量り売りがメーカーからも推奨されているわけではないことはご理解しておいた方がよさそうです。