頬骨セットバックと頬骨骨切りの効果や失敗例の比較をしていきます。
☆頬骨セットバック
頬骨が前方や横方向に広がって平面的な輪郭を、後ろに引っ込める手術。
適応となるのは、
・斜めから顔を見ると頬骨の張り出しが目立つ
・奥目の人
・目尻切開やグラマラスライン形成で白目を広げられなかった人
☆頬骨骨切り
頬骨が前から見て横に張っていて顔の横幅が広い人やごつごつしたフェイスラインを改善する手術。
適応となるのは、
・斜めから顔を見ると頬骨の張り出しが目立つ
・輪郭がメンズっぽい
・頬骨が横に広がっている人
2つの術式の決定的な違いとしては、頬骨セットバックは骨を後ろに引っ込めるが、頬骨アーチインフラクチャー（頬骨削り）だと骨を内側に入れ込むことになる点です。
なので、中顔面のフェイスリフト効果を同時に得られる頬骨セットバックが適応になるケースも多いのです。ただ失敗例としては、下顔面はそのままなので、輪郭が下膨れ型になってしまう失敗があります。
一方、頬骨削りの失敗例は主にたるみです。
輪郭骨切り後にたるみが目立ってしまって切開リフトやHIFUなどの二次修正を行うことがあります。年齢が高いほどたるむ危険性が高くなるので、そこは専門の外科医であれば診察で判断することが出来ます。
