鼻中隔延長術で元通りに戻ってしまったならば術式に問題があった可能性がまず考えられます。
例えば60分で終了する簡素な鼻中隔延長術では、耳介軟骨1枚、耳珠軟骨1枚など枚数を簡素化しているケースが多いです。あとは寄贈軟骨単体で鼻中隔延長術をしていると、長期的に見て吸収されてしまいます。
また鼻中隔軟骨で延長をしてしまっていると、土台が弱くなってしまっている可能性があるので、肋軟骨で土台の補強をすることがあります。粘膜に穴が空いてしまっている事ともあって修正は難航します。
一方、肋軟骨も全体に安全という訳ではなくて、これはワーピング変形で長期的に見ると、曲がるリスクはあります。強度は強く吸収もほとんど変わらないので、材料としては一番盤石ではあります。
術後に喫煙をしたり飲酒をすると、炎症によって軟骨が定着が悪くなってしまいますので、DT中は厳禁です。変形や感染の原因になる可能性もあります。
DT期間での腫れで1ミリ程度は高くなったように感じると思いますので、最終的な完成まで半年くらい待ってみて評価をしてみてください。