鼻翼基部プロテーゼ＝貴族手術で、プロテーゼを誤った位置にいられている美容クリニックが結構あって、術後にずれてしまったり、鼻が高く見えないといったトラブルの相談が来ています。
鼻翼基部を持ち上げるようにプロテーゼ挿入をしなければ何の意味もなくて、ただほうれい線を薄くすればいいのであれば、ヒアルロン酸注入だけしていればいいので、どうせプロテーゼするなら鼻の土台から高くして奥鼻を改善しないともったいないです。
〇小鼻の下～鼻翼基部にかけてプロテーゼを入れる
×鼻翼基部にプロテーゼを入れる
この違いです。
骨膜を最小限剥離して骨膜と骨の間にずれないようにしてプロテーゼを入れる必要があります。高さとしては、５ー６ミリ位の厚みの鼻翼基部プロテーゼを用いることが多いです。
鼻唇角が９０度くらいになるようにバランスを整えるためにも、完全オーダーメイドのプロテーゼを使用されることをお勧めします。既製品を削るだけでオーダーメイドとうたっている医院が多いのですが、それは準オーダーメイドであって完全なものではありません。
人中短縮や鼻中隔延長術、鼻柱基部プロテーゼ＝猫手術なんかとも相性が良い手術なので、必ずトータルで提案できる外科医を選択するのが誤診が少なく賢明です。
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