頬やおでこやほうれい線への脂肪注入はどの程度有効なのか。
これは、部位によっても変わるのですが、表情が良く動く部分、例えばほうれい線なんかは定着率が低い部分になります。
顔の平均的な生着率としても、30%くらいが実情だと考えるのが良いです。
マイクロCRFとかで生着が8割を超えるとうたっているものはメーカーが言っているだけで現場レベルでの結果は全然違ってきてしまいます。
脂肪注入法の種類の比較をまとめておきます↓
・コンデンスリッチファット
しっかりボリュームを出す施術、オデコ・頬のコケ・ほうれい線
・ナノリッチファット
幹細胞を注入する治療、青クマや小じわに効く、下瞼に有効
・普通の脂肪注入
幹細胞を使用していないため生着率が低くなりがち、料金は安い
異常となります。
コンデンスリッチファットとナノリッチの精製工程の違いですが、太ももや腹部などの脂肪吸引をして採取した脂肪を遠心分離器にかけて抽出した脂肪がコンデンスリッチファット。それを液状になるまで細かくしたものがナノリッチファットとなります。
結論、医師にもよって生着率は変わってきますが、適応があれば、一定の効果は見込めるけれども、動脈塞栓症や吸収されてしまって変化がない失敗もあるという事。